特許
J-GLOBAL ID:200903051007608097

新規な(R)-2,3-ブタンジオール脱水素酵素、その製造方法、及びこれを利用した光学活性アルコールの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 清水 初志 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-159647
公開番号(公開出願番号):特開2002-345479
出願日: 2001年05月28日
公開日(公表日): 2002年12月03日
要約:
【要約】【課題】本発明は、NADHを補酵素とする(R)-2,3-ブタンジオール脱水素酵素と、この酵素による光学活性アルコールやケトンの製造方法の提供を課題とする。【解決手段】新規な(R)-2,3-ブタンジオール脱水素酵素を見出し、本酵素をコードするDNAを単離し、本酵素を高発現する組換え体を作成した。この酵素は、Kluyveromyces lactisから得ることができる。この酵素により、4-ヒドロキシ-2-ブタノンから光学純度の高い(R)-1,3-ブタンジオールを効率的に製造することができる。また、ラセミ体1,3-ブタンジオールから光学純度の高い(S)-1,3-ブタンジオールを、また(R)-1,3-ブタンジオールから4-ヒドロキシ-2-ブタノンを、効率的に生成する生産方法が提供される。
請求項(抜粋):
次の(1)から(3)に示す理化学的性質を有する(R)-2,3-ブタンジオール脱水素酵素。(1)作用ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(以下、NAD+と略す)を補酵素として、(2R,3R)-2,3-ブタンジオールに作用し、(R)-アセトインを生成する。還元型ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(以下、NADHと略す)を補酵素として、2,3-ブタンジオンを還元し、(2R,3R)-2,3-ブタンジオールを生成する。(2)基質特異性(a)酸化反応の補酵素としてNAD+を利用する。還元反応の補酵素としてNADHを利用する。(b)4-ヒドロキシ-2-ブタノンを還元して、(R)-1,3-ブタンジオールを生成する。(c)ラセミ体1,3-ブタンジオールの(R)配置の水酸基を優先的に酸化し、(S)-1,3-ブタンジオールを残存させる。(3)至適pH酸化反応、還元反応ともにpH 6.0。
IPC (8件):
C12N 15/09 ZNA ,  C12N 1/19 ,  C12N 9/02 ,  C12P 7/18 ,  C12P 7/26 ,  C12P 41/00 ,  C12R 1:645 ,  C12R 1:72
FI (8件):
C12N 1/19 ,  C12N 9/02 ,  C12P 7/18 ,  C12P 7/26 ,  C12P 41/00 C ,  C12R 1:645 ,  C12R 1:72 ,  C12N 15/00 ZNA A
Fターム (35件):
4B024AA01 ,  4B024AA03 ,  4B024BA08 ,  4B024BA80 ,  4B024CA04 ,  4B024DA06 ,  4B024DA12 ,  4B024EA04 ,  4B024GA11 ,  4B050CC03 ,  4B050DD04 ,  4B050FF05E ,  4B050FF09E ,  4B050LL05 ,  4B064AC05 ,  4B064AC32 ,  4B064CA21 ,  4B064CB13 ,  4B064CB18 ,  4B064CC03 ,  4B064CC24 ,  4B064CD15 ,  4B064CD27 ,  4B064DA01 ,  4B064DA16 ,  4B065AA26X ,  4B065AA72X ,  4B065AA72Y ,  4B065AA73X ,  4B065AB01 ,  4B065BA02 ,  4B065CA05 ,  4B065CA08 ,  4B065CA28 ,  4B065CA44
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開平2-195897
引用文献:
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