特許
J-GLOBAL ID:200903051034290520

消音装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-046047
公開番号(公開出願番号):特開平7-253792
出願日: 1994年03月16日
公開日(公表日): 1995年10月03日
要約:
【要約】【目的】 反響の大きい空間やダクトを経由して伝搬到来する騒音でも、消音すべき騒音の周波数範囲において、確実かつ安定的に消音できるようにする。【構成】 騒音信号を出力するセンサマイク8と、付加音を放射する付加音源スピーカ17と、残留騒音信号を出力するエラーマイク13と、騒音信号及び残留騒音信号に基づいて適応制御を行い、付加音信号を出力する信号処理部12とからなる。信号処理部12は、適応制御を安定化させるための補正用フィルタ20及びフィードバック補正用フィルタ23と、白色雑音データを発生する白色雑音発生部と、騒音の周波数成分のうち消音動作を妨げる周波数成分に対応した、白色雑音データの周波数成分を相対的に減衰させるLPFを有し、LPFの出力データを用いて補正用フィルタ20及びフィードバック補正用フィルタ23のフィルタ係数を修正する同定処理を行う。
請求項(抜粋):
到来する騒音を検出して騒音信号を出力する騒音検出手段と、入力される付加音信号に基づいて、前記騒音の所定の聴取位置又はその近傍にて前記騒音を打ち消すべき付加音を放射する付加音放射手段と、前記聴取位置又はその近傍に設けられ、残留騒音を検出して残留騒音信号を出力する残留騒音検出手段と、前記騒音信号及び前記残留騒音信号に基づいて、前記騒音の所定の聴取位置又はその近傍にて前記残留騒音を常時最小とすべく適応制御を行い、前記付加音を放射させる付加音信号を生成して付加音放射手段に供給する信号処理手段とを備え、前記信号処理手段は、前記適応制御を安定化させるための補正用フィルタと、前記騒音の周波数帯域に制限された白色雑音データを発生する白色雑音データ発生手段とを有し、消音動作開始前に前記白色雑音データを用いて前記補正用フィルタのフィルタ係数の同定処理を行う消音装置において、前記信号処理手段は、前記騒音の周波数成分のうち前記消音動作を妨げる周波数成分に対応した、前記白色雑音データの周波数成分を相対的に減衰させる帯域制限手段を有すると共に、該帯域制限手段の出力データを用いて前記補正用フィルタの前記フィルタ係数を修正する同定処理を行うことを特徴とする消音装置。
IPC (4件):
G10K 11/178 ,  F01N 1/00 ,  F24F 13/02 ,  H03H 21/00

前のページに戻る