特許
J-GLOBAL ID:200903051071184829

電子写真式色校正用原版

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 稔 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-065453
公開番号(公開出願番号):特開平6-075405
出願日: 1993年03月24日
公開日(公表日): 1994年03月18日
要約:
【要約】【構成】 支持体、光導電層及び転写層を含み、該転写層上に電子写真プロセスにより形成された少なくとも1色のトナー像を、転写層と共に被転写材料に転写することにより色校正刷りを製造するための電子写真式色校正用原版であって、光導電層が、フッ素原子及び/又はケイ素原子を有する構成単位を含む樹脂〔P〕、極性基を有する低分子量の樹脂〔Q〕、並びに光及び/又は熱硬化性基を有する構成単位を含む樹脂〔R〕を含み、樹脂〔P〕を少なくとも前記転写層に接する表面の近傍に含み、該表面のJIS Z2037-1980「粘着テープ・シート試験方法」により試験される粘着力が150gram・force(g ・f)以下であることを特徴とする電子写真式色校正用原版。【効果】 本発明の電子写真式色校正用原版は、転写層と光導電層の剥離が容易であり、また、優れた電子写真特性を示し、その結果、色ずれがなく、高精細、高画質の色校正刷りが得られる。
請求項(抜粋):
支持体、光導電層及び転写層を含み、該転写層上に電子写真プロセスにより形成された少なくとも1色のトナー像を、転写層と共に被転写材料に転写することにより色校正刷りを製造するための電子写真式色校正用原版であって、該光導電層が、下記の樹脂(P1)、(P2)、(P3)及び(P4)からなる群から選ばれる樹脂〔P〕、下記の樹脂(Q1)及び(Q2)からなる群から選ばれる樹脂〔Q〕、並びに光及び/又は熱硬化性基を少なくとも1種含有する構成単位を少なくとも1種含有する樹脂〔R〕を含み、且つ該樹脂〔P〕が少なくとも前記転写層に接する表面の近傍に存在し、該表面のJIS Z0237-1980「粘着テープ・シート試験方法」により試験される粘着力が150gram・force(g ・f)以下であることを特徴とする電子写真式色校正用原版。(1) 樹脂(P1):フッ素原子及び/又はケイ素原子を含有する構成単位を50重量%以上含有するセグメント(X)と光及び/又は熱硬化性基を少なくとも1種含有する構成単位を含有するセグメント(Y)とを含む直線状ブロック型共重合体。(2) 樹脂(P2):フッ素原子及び/又はケイ素原子を含有する構成単位を50重量%以上含有するセグメント(X)と光及び/又は熱硬化性基を少なくとも1種含有する構成単位を含有するセグメント(Y)とを含むAB型ブロック高分子鎖が少なくとも3個、有機基(Z)を介して結合しているスター型共重合体。(3) 樹脂(P3):フッ素原子及び/又はケイ素原子を含有する構成単位を50重量%以上含有するセグメント(X)と光及び/又は熱硬化性基を少なくとも1種含有する構成単位を含有するセグメント(Y)とを含むグラフト型共重合体。(4) 樹脂(P4):フッ素原子及び/又はケイ素原子を含有する構成単位を50重量%以上含有するセグメント(X)と光及び/又は熱硬化性基を少なくとも1種含有する構成単位を含有するセグメント(Y)とを含むAB型又はABA型ブロック共重合体であり、且つ該セグメント(X)の少なくとも一つが下記のグラフト型セグメント(X') であるか、該セグメント(Y)の少なくとも一つが下記のグラフト型セグメント(Y') であるか、又は該セグメント(X)の少なくとも一つが下記のグラフト型セグメント(X') であり、且つ該セグメント(Y)の少なくとも一つが下記のグラフト型セグメント(Y') である共重合体。グラフト型セグメント(X') :重量平均分子量が1×103 〜2×104 であり、フッ素原子及び/又はケイ素原子を含有する構成単位を50重量%以上含有するマクロモノマー部(MA ) を共重合成分として含有するセグメント。グラフト型セグメント (Y') :重量平均分子量が1×103 〜2×104 であり、フッ素原子及び/又はケイ素原子を含有する構成単位を含有しない構成単位より成るマクロモノマー部(MB ) を共重合成分として含有するセグメント。(5) 樹脂(Q1 ):1×103 〜2×104 の重量平均分子量を有し、下記一般式(I):【化1】〔式中、b1 及びb2 は各々水素原子、ハロゲン原子、シアノ基又は炭化水素基を表し、R3 は炭化水素基を表す〕で示されるモノマーと、-PO3 H2 基、-SO3 H基、-COOH基、-PO(OH)(R1 )(式中、R1 は炭化水素基又は-OR2 (R2 は炭化水素基を表す) を表す)基及び環状酸無水物基から選択される少なくとも1種の極性基を含有する重合体成分を含有する重合体主鎖の一方の末端にのみ下記一般式(II):【化2】〔式中、V1 は-COO-、-OCO-、-CH2 OCO-、-CH2 COO-、-O-、-SO2 -、-CO-、-CONHCOO-、-CONHCONH-、-CONHSO2 -、-CON(T1 )-、-SO2 N(T1 )-又は-C6H4 -を表し(ここで、T1 は水素原子又は炭化水素基を表す)、b3 及びb4は各々水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、炭化水素基、-COOZ1 又は-Z2 -COOZ1 (Z1 は水素原子又は炭化水素基を表し、Z2 は炭化水素基を表す) を表す。〕で示される重合性二重結合基を結合して成る重量平均分子量1×104 以下の一官能性マクロモノマー(MC )とから少なくともなるグラフト型共重合体。(6) 樹脂(Q2 ):1×103 〜2×104 の重量平均分子量を有し、-PO3 H2 基、-SO3H基、-COOH基、フェノール性OH基、-PO(OH)(R1 )(式中、R1 は前記と同様の意味を有する) 基及び環状酸無水物基から選択される少なくとも1種の極性基を含有する重合体成分を少なくとも1種含有するAブロックと、下記一般式(III):【化3】〔式中、V2 は-COO-、-OCO-、-(CH2)a OCO-、-(CH2)aCOO-(aは1〜3の整数を表す)、-O-、-SO2 -、-CO-、-CON(T1 )-、-SO2 N(T1 )-、-CONHCOO-、-CONHCONH-又は-C6 H4 -を表し(ここで、T1 は前記と同様の意味を有する) 、R4 は炭化水素基を表し、b5 及びb6 は各々b1 及びb2 と同様の意味を有する。但し、V2 が-C6 H4 -を表す場合、R4 は水素原子又は炭化水素基を表す。〕で示される重合体成分を少なくとも1種含有するBブロックとから構成されるABブロック共重合体のBブロックの重合体主鎖の末端に重合性二重結合基を結合して成る一官能性マクロモノマー(MD )を少なくとも1種共重合成分として含有するグラフト型共重合体。
IPC (3件):
G03G 5/06 369 ,  G03F 3/10 ,  G03G 15/01 114
引用特許:
出願人引用 (10件)
  • 特開平4-204739
  • 特開平4-179962
  • 特開平4-067151
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審査官引用 (2件)
  • 特公昭42-022109
  • 特開平4-367420

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