特許
J-GLOBAL ID:200903051102378120

過電圧保護装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-296566
公開番号(公開出願番号):特開平7-154224
出願日: 1993年11月26日
公開日(公表日): 1995年06月16日
要約:
【要約】【目的】 直流電源から負荷に至る電流経路に設けられたNチャネルのパワーMOSFETを2端子型の駆動装置により駆動する際、直流電源に過電圧が発生したときに、駆動装置を発振回路として動作させることなく、パワーMOSFETを確実にONして、パワーMOSFETの破壊を防止する。【構成】 2端子型駆動装置の電源電圧VcがツェナーダイオードZD1〜ZD3の降伏電圧にて決定される上限電圧VHHに達した場合には、パワーMOSFET18に接続された直流電源に過電圧が発生したとして、パワーMOSFET18を強制的にONさせ、更にパワーMOSFET18のON後は、ツェナーダイオードZD1の両端を短絡して、過電圧の判定電圧をツェナーダイオードZD2及びZD3の降伏電圧にて決定される下限電圧VHLに切り換える。この結果パワーMOSFET18のオン時間を長くして発振による熱破壊を防止できる。
請求項(抜粋):
直流電源から負荷に至る電流経路に設けられたNチャネルのパワーMOSFETと、該パワーMOSFETに並列に設けられ、該パワーMOSFETの両端電圧により電源コンデンサに電荷を蓄積すると共に、該電源コンデンサに蓄積された電荷及び上記スイッチング素子の両端電圧により電源電圧を発生する補助電源と、該補助電源から電源供給を受けて動作し、外部から入力される制御信号により上記パワーMOSFETをON・OFFして上記負荷を駆動する駆動回路と、を備えた駆動装置に設けられ、上記直流電源に過電圧が発生したときに上記パワーMOSFETをONして、該パワーMOSFETを過電圧から保護する過電圧保護装置であって、上記補助電源から供給される電源電圧が所定の判定電圧を越えているとき上記直流電源に過電圧が発生した旨を判定する過電圧判定手段と、該過電圧判定手段が過電圧を判定していなければ上記判定電圧を第1の判定電圧に設定し、上記過電圧判定手段が過電圧を判定するとその後上記過電圧判定手段が過電圧を判定しなくなるまで、上記判定電圧を第1の判定電圧より所定電圧低い第2の判定電圧に設定する判定電圧設定手段と、上記過電圧判定手段が過電圧を判定しているときに、上記パワーMOSFETをONする保護手段と、を備えたことを特徴とする過電圧保護装置。

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