特許
J-GLOBAL ID:200903051134823304
標的遺伝子の調節的転写および他の生物学的結果
発明者:
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出願人/特許権者:
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代理人 (1件):
湯浅 恭三 (外5名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-518390
公開番号(公開出願番号):特表平8-510896
出願日: 1994年02月14日
公開日(公表日): 1996年11月19日
要約:
【要約】タンパク質のダイマー化およびオリゴマー化は、細胞膜受容体、転写因子、小胞融合タンパク質並びに他のクラスの細胞内および細胞外タンパク質の活性化に寄与する一般的な生物学的制御機序である。本発明者は、細胞内タンパク質の調節的(誘導)ダイマー化またはオリゴマー化のための一般的な方法を開発してきた。原則として、任意の2種類の標的タンパク質は、それらを有する細胞または生物を細胞透過性の合成リガンドで処理することによって結合することができる。本発明の実施を例証するために、本発明者は、(1)リポーター遺伝子のシグナリングおよび転写をもたらすT細胞受容体(TCR)-CD3複合体のζ鎖の細胞質尾部の細胞内凝集、(2)細胞特異的アポプトシス(プログラム化された細胞死)をもたらすFas受容体の細胞質尾部のホモダイマー化および(3)リポーター遺伝子の直接的転写をもたらすDNA結合ドメイン(Ga14)および転写活性化ドメイン(VP16)のヘテロダイマー化を誘導した。本発明者の細胞透過性合成リガンドとの調節的細胞内タンパク質結合は、生物学的研究および医学、特に遺伝子療法における新しい可能性を与える。遺伝子転移技術を用いて本発明者の人工受容体を導入すると、活性「ダイマライザー」または「脱ダイマライザー」をそれぞれ経口投与することによって治療用タンパク質の過剰発現をもたらすシグナリング経路を開始させることができるしまたは停止させることができる。異なる受容者からの細胞は、種々の疾患において用いるための異なる治療用タンパク質を過剰発現する経路を有するような構造でありうるので、ダイマライザーは「万能薬」として役立つ可能性がある。それらは、更に、他の状況では静脈内注射または細胞内発現を必要とすると考えられる治療用アンチセンス薬またはタンパク質(例えば、LDL受容体またはCFTRタンパク質)の細胞透過性有機代替物と考えることができる。
請求項(抜粋):
(a)ある選択されたリガンドに対して結合することができる少なくとも一つの受容体ドメインを、(b)該リガンドに対する暴露によって生物学的過程を開始することができる異種の追加タンパク質ドメインに対して融合して含むキメラタンパク質をコードしているDNA構築物であって、該リガンドは2個またはそれ以上のキメラタンパク質分子に対して結合することができる上記DNA構築物。
IPC (6件):
C12N 15/09
, C12N 1/19
, C12N 5/10
, C12P 21/00
, C12R 1:85
, C12R 1:91
FI (4件):
C12N 15/00 A
, C12N 1/19
, C12P 21/00 C
, C12N 5/00 B
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