特許
J-GLOBAL ID:200903051188525554

超音波流量計

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三宅 宏 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-051105
公開番号(公開出願番号):特開平9-243422
出願日: 1996年03月08日
公開日(公表日): 1997年09月19日
要約:
【要約】【課題】 低消費電流、低電圧で動作させる。コンピュータのメモリ容量を小さくする。時間のかかる除算をなくす。【解決手段】 切替部5,6を図の状態にして、送受波器2から順方向へ超音波を送信し、送受波器3で受信する。送受波器3の受信波を検知部4がとらえると送受波器2が超音波を再び送信する。これを順方向でn回繰り返す。切替部5,6を切り替え、順方向で同様にn回繰り返す。順方向と逆方向の各n回の総時間T1 ,T2 を第2のカウンタ9で計数する。時間T1 ,T2 の計数値の第2桁以上の数値をアドレスとし、時間T1 ,T2 の逆数値をデータテーブルとしてメモリに記憶し、一回の測定毎に二つのデータを読み出し、その間を直線近似で補間する。
請求項(抜粋):
流体の流れ中を流れと同方向あるいは斜め方向に超音波の送受をする送信側にも受信側にも働く一対の超音波送受波器(2)(3)と、受信側の送受波器(3又は2)が接続され、受信波を検知すると受信波検知信号を出力する受信波検知部(4)と、第1送信指令信号を入力した時に送信側の送受波器(2又は3)を駆動し、その後は受信波検知部(4)からの受信波検知信号ごとに後述する第n受信波検知信号が入力されるまで送信側の送受波器(2又は3)を駆動する送波器駆動部(6)と、順方向の計測を行うときは上流側の送受波器(2)を送波器駆動部(6)に接続するとともに下流側の送受波器(3)を受信波検知部(4)に接続し、逆方向の計測を行うときは下流側の送受波器(3)を送波器駆動部(6)に接続するとともに上流側の送受波器(2)を受信波検知部(4)に接続する切替部(5,10)と、一定のタイミングで交互に切替部(5,10)を切り替えて順方向の計測と逆方向の計測を切り替える送受切替信号を出力して交互に送受の切り替えを行いながら、その都度第1送信指令信号を出力するコントローラ部(7)と、受信波検知部(4)からの受信波検知信号を受け、順方向の計測時と逆方向の計測時毎にn番目の受信波検知信号を検知して第n受信波検知信号を出力する第1のカウンタ(8)と、順方向計測時における第1送信指令信号から第n受信波検知信号までの時間(T1 )と、逆方向計測時における第1送信指令信号から第n受信波検知信号までの時間(T2 )を測定する第2のカウンタ(9)とを具備し、第n受信波検知信号を受けると第2のカウンタ(9)の測定値(T1 又はT2)を読み取り、時間逆数差法を用いて流速、流量等の演算をコントローラ部(7)で行う超音波流量計であって、前記第2のカウンタ(9)を構成する時間計測部が基準クロックを計数する10進カウンタ(93〜97)よりなり、前記コントローラ部(7)がマイクロコンピュータで構成され、第2のカウンタ(9)から読み取るべき測定値(T1 又はT2 )より、遅れ時間に相当する一定値(nτ)を減じた値(T1 -nτ又はT2 -nτ)を最下位1桁とその他の上位桁に分けて、最下位1桁の数値をb、その他の上位桁の数値をaとして、該その他の上位桁の数値aに相当するアドレスと該アドレスに対応するデータ1/(10a)の集合からなるデータテーブル〔表1〕をマイクロコンピュータのメモリに格納し、順方向又は逆方向の計測に当たって第2のカウンタ(9)から読み取った測定値(T1 又はT2 )に対応する前記上位桁の数値(a)に相当するアドレスと、この上位桁の数値(a)に1を加算した数値(a+1)に相当するアドレスより両アドレスに対応する時間逆数の数値1/(10a)と1/{10(a+1)}に相当する二つの格納データを前記データテーブル〔表1〕から読み出し、これらのデータと前記測定値(T1 又はT2 )の最下位1桁の数値(b)とから時間逆数{1/(T1 -nτ)又は1/(T2 -nτ)}に相当する値1/(10a+b)を直線近似によって導き、流速や流量の演算に使用するようにしたことを特徴とする超音波流量計。
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特開平2-156328
  • 特開平1-100414
  • 特開昭56-093013
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