特許
J-GLOBAL ID:200903051199217185

動圧流体軸受の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-029959
公開番号(公開出願番号):特開平8-200354
出願日: 1995年01月25日
公開日(公表日): 1996年08月06日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】回転時に軸線方向へのぶれを発生しない高精度の安定した回転を保証する動圧流体軸受の製造する方法を提供する。【構成】スリーブ20の孔30の一方からシャフト21を挿通し孔30から突き出す。スリーブ20の孔30の他方からシャフト21の上方部分に上側スラストプレート23を密嵌する。上側スラストプレート23を押圧し、上下のスラストプレート23、24をスリーブ22の上下面に対して隙間なく密着させ、これらのスリーブ20とスラストプレート23、24とシャフト21とを一体的に仮止めする。スリーブ20を所定位置に固定しシャフト21の上方部分を押圧して下側スラストプレート24とスリーブ20との間に間隙Lを設ける。
請求項(抜粋):
シャフト21と、該シャフト21が貫通しており該シャフトの面との間においてラジアル方向の動圧発生部を提供している孔30を有するスリーブ22と、該スリーブ22の孔30の上下部分に保持されており該上下部分の面との間においてスラスト方向の動圧発生部を提供している上下一対のスラストプレートと、を有している動圧流体軸受20を製造する方法において、シャフト21の下方部分の所定位置へ下側スラストプレート24を固定し精度出ししたシャフト21を用意すること、軸線方向に貫通する孔30であって前記シャフト21を受け入れる孔30を備えたスリーブ22を用意すること、該スリーブ22の孔30の一方からシャフト21を挿通し該孔30の他方からシャフト21の上方部分を突き出すこと、シャフト21の下方部分に固定された下側スラストプレート24を保持しつつ、スリーブ22の孔30の他方から突き出しているシャフト21の上方部分に上側スラストプレート23を密嵌すること、該上側スラストプレート23を下側スラストプレート24の方へ押圧し、上下のスラストプレート23、24をスリーブ22の上下面に対して隙間なく密着させ、これらのスリーブ22とスラストプレート23、24とシャフト21とを一体的に仮止めすること、スリーブ22を所定位置に固定しかつ下側スラストプレート24とシャフト21とを自由な状態に維持したまま、該シャフト21の上方部分を押圧し、上側スラストプレート23の位置を僅かに押し戻す逆押しを行い、下側スラストプレート24とスリーブ22との間に間隙Lを設けること、から成ることを特徴とする動圧流体軸受の製造方法。

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