特許
J-GLOBAL ID:200903051208716114

係数校正機能を備えた生体測定装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 野口 繁雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-029107
公開番号(公開出願番号):特開平7-213512
出願日: 1994年01月31日
公開日(公表日): 1995年08月15日
要約:
【要約】【目的】 目的成分を算出するための重み係数の一部を実測の検体を用いて修正する。【構成】 測定光学系50は生体に測定光を入射させ、生体の状態変化の過程における生体での拡散反射・透過光による吸光度変化量を、目的成分数と同数以上の波長数で測定し、目的成分算出部52は通常測定モードで測定波長での吸光度変化量に、係数メモリ部54に記憶されている測定波長ごとの重み係数を用いて各目的成分の変化量を算出する。通常測定モードのほかに校正モードを備えており、校正モードでは限定した特定成分のみが変化する反応を全波長で、すなわち過剰の波長数で測定する。係数校正部56は波長の重複情報を利用して、限定成分の重み係数を再計算し係数メモリ部54の既設定の値を差し替える。校正された項目の重み係数は実検体に即した値となり、校正されない項目への悪影響が除かれる。
請求項(抜粋):
生体に測定光を入射させ、生体の状態変化の過程における生体での拡散反射・透過光による吸光度変化量を、同時に測定しようとする目的成分と同数以上の波長数で測定する測定光学系と、各測定成分につき全波長の重み係数を記憶する重み係数メモリ部と、通常測定モードと校正モードとを切り換えるモード切換え部と、通常測定モード時に各測定波長ごとの重み係数を用いて目的成分の変化量を算出する目的成分算出部と、校正モードにおいて、全測定成分中から校正用の反応過程において変化することが期待される限定された特定成分を指定し、校正用の反応過程の終了後、限定された成分のみが変化しそれ以外の成分の変化はないものとして該当する限定した成分の修正した重み係数を算出し、前記重み係数メモリ部に含まれる係数のうち校正を行なった成分の重み係数のみを新しい値に置き換える係数校正部と、を備えたことを特徴とする生体測定装置。

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