特許
J-GLOBAL ID:200903051231019293
焦点距離制御式立体テレビ
発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-336983
公開番号(公開出願番号):特開平8-186845
出願日: 1994年12月27日
公開日(公表日): 1996年07月16日
要約:
【要約】【目的】立体テレビをより一般的な水準にするためには、眼鏡を使わずに広い角度に渡って見える立体画像が要求される。また、一般普及を考慮すると、NTSC規格やVTR規格の上で実現しなければならない。だが、従来の技術では眼鏡をかけるか、または回線を複数使わなければ規格の共通化はできない。また、その場合コストが倍以上となってしまう。眼鏡を使わないNTSC規格、1回線で立体テレビを作ることが現在要求されている。【構成】焦点距離を電子によって可変できる焦点距離可変レンズをテレビの全画素に用いて、画素の虚像を全画素に関して制御する。それは、NTSC信号に距離情報を足せば良い。小さな画素のすべてがこの情報により凹凸を制御され、結像して一つの虚像となる。大型凹凸レンズの組み合わせにより広角視野は可能である。また1回線で良いので、現行信号をそのまま継承する眼鏡なしNTSC立体テレビとなる。
請求項(抜粋):
平面から曲面まで緩やかに湾曲した非球面レンズである焦点距離可変レンズは、その覗く位置に応じて凸レンズ、平、または凹レンズへと無段階に変化する事ができる(図5、図6、図7)。その焦点距離可変レンズをテレビに応用する場合、裏側に電子に反応する蛍光塗料を塗れば、電子の衝突する位置に比例して出力する光束の焦点が無段階に変化する焦点距離可変な画素となる。また、この焦点距離可変画素をテレビの画素と同数の25万個以上並列し(図14、図15、図17)、アクリル製版のような一枚板状レンズ群となる。制御方法は、電子銃から飛び出した電子の垂直同期電圧に僅かな距離情報電圧dを付加することで行う。結果、電子はレンズに対して衝突する位置を制御され、垂直同期電圧変動がそのまま焦点距離を制御する。この距離情報dをNTSC規格情報に上乗せすることで、規格共通化を行う。VTRに関しても同様に距離情報dを記録することにより立体テレビ用VTRとする。焦点距離可変画素のミクロ立体情報をマクロ化するために、テレビ画面前面に大型凹レンズと大型凸レンズを配置し、光束群を制御、拡大する構造を取る。(図13、図14)
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