特許
J-GLOBAL ID:200903051239549550
渦流量計
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
渡辺 正康
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-049967
公開番号(公開出願番号):特開平10-246659
出願日: 1997年03月05日
公開日(公表日): 1998年09月14日
要約:
【要約】【課題】 信号成分とノイズとを効果的に分離し、安定した流量検出を確保できる渦流量計を実現する。【解決手段】 (1)渦流量信号から渦流量信号の信号成分をとって残差成分を抽出する。この残差成分を最小にするためのパラメータ値を推定し、推定値を前記可変フィルタに設定する。推定値が設定された可変フィルタのフィルタ特性の良否を判定する。(2)正規化勾配法または学習的同定法を用いてパラメータ値を推定する。(3)測定流体が流れる管の口径、測定流体の密度または測定流体の最大流量をもとに可変フィルタのフィルタ特性の良否を判定する。(4)可変フィルタとしてローパスフィルタとハイパスフィルタとを設ける。残差成分の周波数に応じてローパスフィルタとハイパスフィルタのいずれかを選択する。選択したフィルタに推定値を設定する。
請求項(抜粋):
カルマン渦により発生する交番信号を検出し、この交番信号にフィルタを通過させアナログ/デジタル変換器でアナログ/デジタル変換して得た渦流量信号をマイクロプロセッサを用いて信号処理し、測定流体の流量を測定する渦流量計において、フィルタ特性が可変で、前記渦流量信号が通過する可変フィルタと、通過帯域が異なるフィルタを組み合わせて構築され、各フイルタで帯域を分割して周波数成分を抽出し、抽出した周波数成分の中で信号強度が最大の周波数成分を信号成分として抽出することによって前記可変フィルタを通過後の渦流量信号から信号成分を抽出する帯域分割フィルタと、前記可変フィルタを通過後の渦流量信号から前記帯域分割フィルタで抽出した信号成分をとって残差成分を抽出する残差成分抽出手段と、前記残差成分を最小にするためのパラメータ値を推定し、推定値を前記可変フィルタに設定する推定手段と、前記推定値が設定された可変フィルタのフィルタ特性の良否を判定する判定手段と、を具備したことを特徴とする渦流量計。
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