特許
J-GLOBAL ID:200903051260715444

流体封入式マウント装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中島 三千雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-197493
公開番号(公開出願番号):特開平10-038017
出願日: 1996年07月26日
公開日(公表日): 1998年02月13日
要約:
【要約】【課題】 第一のオリフィス通路による低周波振動に対する防振効果および可動部材による高周波振動に対する防振効果と、第二のオリフィス通路による中周波振動に対する防振効果とを、簡単な防振特性の切換構造および切換制御によって、選択的に且つ有利に得ることの出来る流体封入式マウント装置の提供。【解決手段】 第一の可撓性膜44を第二のオリフィス通路66の開口部に押し付けて閉塞せしめる押圧部材74の背後に第一の作用室88を形成し、該第一の作用室88に負圧力を及ぼすことによって、押圧部材74による第一の可撓性膜44の押し付けを解除せしめて第二のオリフィス通路66を連通させるようにする一方、可動部材100の背後に密閉された副室112を形成し、該副室112に負圧力を及ぼすことによって、可動部材100の変形乃至は変位による液圧吸収を阻止せしめるようにした。
請求項(抜粋):
第一の取付部材と第二の取付部材を本体ゴム弾性体で連結せしめて、該本体ゴム弾性体により壁部の一部が構成されて振動が入力される受圧室と、壁部の一部が第一の可撓性膜で構成されて容積可変とされた平衡室を形成し、該受圧室と該平衡室に非圧縮性流体を封入すると共に、それら受圧室と平衡室を相互に連通する第一のオリフィス通路と該第一のオリフィス通路よりも高周波数域にチューニングされた第二のオリフィス通路をそれぞれ形成し、更に該第二のオリフィス通路を遮断する遮断手段を設ける一方、前記受圧室の壁部において変形乃至は変位に基づき内圧変動を吸収する可動部材を配設した流体封入式マウント装置において、前記遮断手段を、前記第一の可撓性膜を挟んで前記平衡室とは反対側に配されて該第一の可撓性膜に向かって付勢されることにより該第一の可撓性膜を前記第二のオリフィス通路の開口部に押し付けて該開口部を閉塞せしめる押圧部材によって構成すると共に、該押圧部材の背後に第一の作用室を設けて、該第一の作用室に負圧力が及ぼされることにより、該押圧部材による第一の可撓性膜の押付力が解除されて該第二のオリフィス通路の開口部が開口せしめられるようにする一方、前記可動部材を挟んで前記受圧室とは反対側に、該可動部材の変形乃至は変位を許容する密閉された副室を形成し、該副室に対して直接又は間接に負圧力を及ぼしめて該可動部材の変形乃至は変位を阻止せしめるようにしたことを特徴とする流体封入式マウント装置。
IPC (2件):
F16F 13/20 ,  F16F 13/26
FI (3件):
F16F 13/00 620 T ,  F16F 13/00 630 F ,  F16F 13/00 630 D
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 防振装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平3-227799   出願人:株式会社ブリヂストン
  • 特開平4-277341
  • 特開昭59-117929

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