特許
J-GLOBAL ID:200903051295457871
磁束遮断装置を有する誘導加熱による連続鋳造装置と溶解炉
発明者:
,
,
出願人/特許権者:
,
代理人 (1件):
後藤 武夫 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-317717
公開番号(公開出願番号):特開平8-155591
出願日: 1994年11月29日
公開日(公表日): 1996年06月18日
要約:
【要約】【目的】高周波誘導溶解炉などの誘導加熱装置で、コイルが発生する交番磁界がコイルの外周側にも至るループを形成するため、磁界中に配置された鋼製などの金属が加熱され強度低下や溶解などを生じ、また、外周側の磁束によりコイルに流れた電流が無駄に消費されて、溶解効率が低いという欠点を有していた。磁束を外周側に漏洩させずコイルの近傍で短絡させることを目的にした。【構成】積層電磁鋼板製やフェライト製の筒形、または円環状あるいは多角形環状でコイル12側が開いた軸方向断面がコの字形の磁気遮断部材1がコイル12の外周側に配置され、この磁気遮断部材1の上、下の端面1a、1bを銅製の上下の円板2、3または多角板で挟み、円環状または多角環状で軸方向断面が外径側で開いたコの字形で磁気遮断部材1の外周側に離れて配置した鋼製のフレーム4の上下のフランジ部4a、4bと上、下の円板2、3または上、下の多角板とが複数のボルト5とナット6で固定された構成であり、または磁気遮断部材をコイルの外周側に円周方向に所定の等しい間隔で配置した構成である。
請求項(抜粋):
被溶解材料供給部と、誘導加熱コイルと、保温・撹拌部と、鋳造部と、引抜き部と、高周波電源部と、制御部とを含んで成る連続鋳造装置として;前記保温・撹拌部は冷却水通路が内部に設けられスリットを介して周方向に隣接する複数のセグメントにより形成され上下に延在する筒状の側壁と;該側壁の外周部に所定の間隔を有して螺旋状に巻回され前記高周波電源部からケーブルを介して高周波電流が通電され内部が冷却水通路とされた中空管状の誘導加熱コイルと;前記側壁の上端部に連続して固定され内径が上方ほど広くなる倒立中空円錐または角錐の台形部を含むカバーと;前記側壁の外周の上方と下方に水平に配置され前記誘導加熱コイルの外周より大きな寸法の外周を有する上、下の円板または多角板と;前記誘導加熱コイルのさらに外周側に所定の間隔を有して配置され、円環状または多角形環状で前記の上、下の円板または多角板の外端部間を支持するフレームと;を有し、該フレームと該フレームの上、下に配置された円板または多角板とが連結された連続鋳造装置において:前記のカバーの全体または一部と、フレームとが鋼製であり;前記保温・撹拌部にはさらに、前記誘導加熱コイルの外周と前記フレームの内周との間にそれぞれ所定の間隔を保って配置され、軸方向では前記の上、下の円板または多角板の間に把持された積層電磁鋼板またはフェライトの磁性材料製の磁気遮断部材を有し、前記電源部から前記誘導加熱コイルに通電されて発生する交番磁界の磁束が前記磁気遮断部材に捕捉されて、該磁気遮断部材の外周側への磁束の漏洩が防止されることを特徴とする磁束遮断装置を有する誘導加熱による連続鋳造装置。
IPC (5件):
B22D 11/04 111
, B22D 11/04 311
, F27B 17/00
, F27D 11/06
, H05B 6/30
前のページに戻る