特許
J-GLOBAL ID:200903051313592404

ベクトル処理装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 京本 直樹 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-117784
公開番号(公開出願番号):特開平7-325805
出願日: 1994年05月31日
公開日(公表日): 1995年12月12日
要約:
【要約】【目的】 ベクトル要素長や命令種別によりデータバッファの使用形態を変えてベクトル長にかかわらずに少ないハードウェア量で最大の性能効果を出す。【構成】 ベクトル処理装置800は、ベクトル処理部700と、ロードデータバッファ群100と、ロードデータバッファ格納部200と、ロードデータバッファ読出し部300を持つ。ロードデータバッファ群100は、各ロードデータバッファ110,120内に使用可能なワード位置,ワード数を示す複数の仮想バッファを設けて、仮想バッファ番号を設定する。ロードデータバッファ格納部200は、命令種別から有効データ幅を認識し、データ幅よりも十分小さいときには、データ幅に合わせて複数のロードデータを要素圧縮して格納する。ロードデータバッファ読出し部300は、命令種別から有効データ幅を認識し、圧縮が行われた命令であれば読出したデータを元の複数の要素に展開する。
請求項(抜粋):
(A)複数の要素を有するベクトルデータを持つ複数のベクトルレジスタと、(B)前記ベクルレジスタに接続して、前記ベクルレジスタから受けたベクトルデータのベクトル演算を行い、前記ベクルレジスタに保持させる複数のベクトル演算器と、(C)メモリと前記ベクトルレジスタとの中間に接続され、ベクトルロード命令が扱う最大のデータ幅で最大のデータ長分の容量(ワード数)を有して、ロードデータを前記ベクトルレジスタに転送できるまで一時的に格納する複数のロードデータバッファと、(D)前記ベクトルレジスタと前記メモリとの中間に接続され、ベクトルストア命令が扱う最大のデータ幅で最大のデータ長分の容量を有して、ストアデータを前記メモリに転送できるまでの間一時的に格納する複数のストアデータバッファと、を有するベクトル処理装置において、(E)複数個の前記ロードデータバッファを有するとともに、個々の前記ロードデータバッファ内に使用可能なワード位置および使用可能なワード数を示す複数の仮想バッファを設け、その仮想バッファに全体の前記ロードデータバッファの中でユニークになる仮想バッファ番号を設定したロードデータバッファ群と、(F)命令種別で異なるロードデータの有効データ幅を認識し、該有効データ幅が前記ロードデータバッファのデータ幅よりも十分小さいときには、前記ロードデータバッファのデータ幅に合わせて、複数のロードデータを要素圧縮して格納するロードデータバッファ格納部と、(G)前記ロードデータバッファ群の中からの読出しを指定されたデータの有効データ幅を命令種別より認識し、前記ロードデータバッファ格納部により圧縮が行われた命令であれば読出したデータを元の複数の要素に展開するロードデータバッファ読出し部と、を備えることを特徴とするベクトル処理装置。
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特開平2-254563
  • 特開平3-257665
  • 特開昭57-121746
全件表示

前のページに戻る