特許
J-GLOBAL ID:200903051319527485

耐震貯水槽用緊急弁

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 孝一 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-341272
公開番号(公開出願番号):特開平10-184958
出願日: 1996年12月20日
公開日(公表日): 1998年07月14日
要約:
【要約】【課題】 弁の使用台数を1台に減らすことによって、信頼性を高めるとともに、設置スペースを縮小して、スペ-ス上の制約を緩和する。【解決手段】 配水本管1の上流側1Aに通じる入口11Aと貯水槽2の入口2Aに通じる出口11Bを設けた流入通路11と、貯水槽2の出口2Bに通じる入口12Aと配水本管1の下流側1Bに通じる出口12Bを設けた流出通路12と、入口11Aと出口12Bとを互いに連通させる連通路13を設けたH字型の弁箱10を構成し、平常時には配水本管1に通じる圧力室9のパイロット圧により付勢手段8の付勢に抗して弁体20を上昇させ、その遮断部22により連通路13を遮断して、貯水槽2を水道管路の一部として機能させる。また、異常事態発生時には、付勢手段8の付勢により弁体20を下降させて、貯水槽2への汚水の流入を防止し、応急給水用の飲料水を貯水槽2内に確保するとともに、配水本管1の通水を確保する。
請求項(抜粋):
配水本管の上流側に通じる入口と貯水槽の入口に通じる出口が設けられているとともに、前記入口と出口の間で上下方向に開口して設けられた第1の弁孔を有し、この第1の弁孔の上側に第1の弁室を設けた流入通路と、前記貯水槽の出口に通じる入口と前記配水本管の前記上流側から分断されている下流側に通じる出口が設けられているとともに、前記入口と出口の間で上下方向に開口して設けられた第2の弁孔を有し、この第2の弁孔の上側に第2の弁室を設けた流出通路とを備え、前記第1の弁室と第2の弁室を介して前記流入通路の入口と前記流出通路の出口とを互いに連通させる連通路を設けたH字型の弁箱と、前記第1の弁室と第2の弁室および連通路内に上下方向の移動自在に装入されて、前記第1および第2の弁孔を同時に開閉する開閉部と、この開閉部に交差状で同時移動可能に連設されて該開閉部による前記第1および第2の弁孔の開放時に前記連通路内に突出して前記流入通路の入口と前記流出通路の出口との連通を遮断し、かつ前記開閉部による前記第1および第2の弁孔の閉塞時に前記連通路から退避して前記流入通路の入口と前記流出通路の出口とを互いに連通させる遮断部を設けた弁体を具備し、前記弁箱には前記配水本管の水圧をパイロット圧として導入して前記弁体を常時弁開方向に付勢して該弁体の前記開閉部で前記第1および第2の弁孔を開放する圧力室が設けられているとともに、前記パイロット圧に抗して前記弁体を常時弁閉方向に付勢し前記配水本管と前記圧力室の水圧が設定値以下の領域では該弁体の前記開閉部で前記第1および第2の弁孔を閉塞させる付勢手段が設けられていることを特徴とする耐震貯水槽用緊急弁。

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