特許
J-GLOBAL ID:200903051335942093

ロケットエンジン

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石川 新
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-213650
公開番号(公開出願番号):特開平10-054302
出願日: 1996年08月13日
公開日(公表日): 1998年02月24日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 人工衛星等の軌道変更、又は姿勢制御等に使用される輻射冷却方式を採用したロケットエンジンに関し、本エジンの燃焼室等は、表面温度が2000°Cにも達するため、融点が高く、高温強度に優れ、加工性の良いニオブ(Nb)を使用して製作しているが、酸化防止では耐久性、耐熱性が十分でなく、改善が求められていた。Nbの耐酸化性を向上させると共に、耐久性、耐熱性に優れた装置を提供する。【解決手段】 輻射冷却方式を採用し、表面温度が高温になる燃焼室を、次の層からなるものにした。(1)NbをCVD法により1000μm程度に積層した強度層6。(2)Nbとイリジウム(Ir)をCVD法により、数μmづつ交互に、強度層の内、外周面に積層して、NbおよびIrの層を2層以上設けた中間層7。(3)IrをCVD法により50μm程度、中間層の内、外周面に積層した表皮層8。
請求項(抜粋):
飛行体の軌道変更、若しくは姿勢制御に使用される輻射冷却式のロケットエンジンにおいて、ニオブを化学蒸着法で複数回積層して筒状に形成された強度層と、前記強度層の内周面および外周面に、イリジュムおよび前記ニオブを交互に化学蒸着法で積層して、前記イリジュムおよび前記ニオブの層を少くとも2層以上形成した中間層と、前記中間層の内周面および外周面に、前記イリジュムを化学蒸着法で複数回積層して形成した表皮層とからなる燃焼室が設けられていることを特徴とするロケットエンジン。
IPC (3件):
F02K 9/62 ,  B64G 1/26 ,  F02K 9/88
FI (3件):
F02K 9/62 ,  B64G 1/26 C ,  F02K 9/88

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