特許
J-GLOBAL ID:200903051368220247

収束モード切り換え式ディジタルPLL装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岩佐 義幸
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-023042
公開番号(公開出願番号):特開平5-227017
出願日: 1992年02月10日
公開日(公表日): 1993年09月03日
要約:
【要約】【目的】 入力クロックと出力クロックの位相差が0になるまでの収束時間を短くし、且つ、出力クロックのジッタを効果的に抑圧する。【構成】 D-FF型位相比較器2は出力クロックが入力クロックに対する進相、遅相を論理〔1〕、〔0〕で出力し、アップダウンカウンタ3は、進相の場合、カウントアップして計数を行い、遅相の場合はカウントダウンして計数を行う。判定回路4は、閾値とアップダウンカウンタ3からの計数値とを比較して、可変分周回路6に対して、1/N、1/(N+1)、1/(N-1)の分周比を変える分周切り換え信号を出力する。この分周比の変更は収束モード切り換え回路10が選択する閾値を切り換えて行い、アップダウンカウンタ3の段数を切り換えるのと等価な動作を得る。
請求項(抜粋):
外部から入力されたクロック信号に従属同期したクロック信号を発生する収束モード切り換え式ディジタルPLL装置において、装置内部で生成した出力クロック信号と外部からの入力クロック信号の位相を比較する位相比較手段と、前記位相比較手段で検出した進み方向と遅れ方向をそれぞれ計数するアップダウンカウンタと、前記アップダウンカウンタからの計数値と、選択して供給された閾値とを比較して進相、遅相を判断する判定手段と、前記判定手段の出力により出力クロック信号の位相を調整する可変分周手段と、入力クロック信号からパルスを生成して位相ロック外れを検出する第1の検出手段と、前記位相比較手段の出力により位相のロック状態を検出する第2の検出手段と、前記第1の検出手段および第2の検出手段からの出力信号により前記判定手段に供給する閾値を選択する収束モード切り換え手段と、前記閾値に対応した初期値を前記アップダウンカウンタに読み込ませる初期設定手段と、を備えることを特徴とする収束モード切り換え式ディジタルPLL装置。

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