特許
J-GLOBAL ID:200903051371935940

高流動性耐衝撃性ポリプロピレン樹脂

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山下 穣平
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-340221
公開番号(公開出願番号):特開平5-017542
出願日: 1984年03月19日
公開日(公表日): 1993年01月26日
要約:
【要約】【構成】 同一重合系で立体規則性触媒を用いて初めにプロピレン単独で重合を行なうか、或は少量のエチレンと共重合を行なって得た、極限粘度が 0.5〜1.5の重合体に、次いでエチレンとプロピレンの反応比 20/80〜95/5(重量比)となるように反応を行なって得たブロック共重合体であって、メルトフローインデックスが20以上、エチレン含量が1〜14重量%、30°Cの白灯油に可溶な部分Aが全体の5〜20重量%で該部のエチレン含有量が20〜70重量%、30°Cの白灯油に不溶でかつ沸騰nーヘプタンに不溶な部分Bが全体の50〜90重量%であり、しかもA部及びB部をゲルパーミエーションクロマトグラフィーで測定し、縦軸を溶出量で、横軸を分子量の自然対数で表わした分子量分布曲線のピークの位置を中心として高分子量域、低分子量域、中間量域にわけ、高分子量域をガウス分布で近似した時のMW /MN がA部及びB部についてそれぞれ 5.0以上である、ポリプロピレン樹脂。【効果】 剛性と耐衝撃性の物性バランスが良好でしかも破断時の伸びが大きく且つ高流動性である。
請求項(抜粋):
同一重合系で立体規則性触媒を用いて初めにプロピレン単独で重合を行なうか、或は少量のエチレンと共重合を行なって得た、135°Cテトラリン溶液で測定した極限粘度(η)が0.5〜1.5の重合体に、次いでエチレンとプロピレンの反応比20/80〜95/5(重量比)となるように反応を行なって得たブロック共重合体であって、メルトフローインデックスが20以上であり、エチレン含量が1〜14重量%であり、30°Cの白灯油に可溶な部分(A)が全体の5〜20重量%で該部のエチレン含有量が20〜70重量%であり、30°Cの白灯油に不溶でかつ沸騰nーヘプタンに不溶な部分(B)が全体の50〜90重量%であり、しかも(A)部及び(B)部をゲルパーミエーションクロマトグラフィーで測定し、縦軸を溶出量で、横軸を分子量の自然対数で表わした分子量分布曲線のピークの位置を中心として高分子量域、低分子量域、中間量域にわけ、高分子量域をガウス分布で近似した時のMW /MN が(A)部及び(B)部についてそれぞれ5.0以上であることを特徴とする破断時の伸の大きい高流動性ポリプロピレン樹脂。
IPC (3件):
C08F297/08 MRH ,  C08F 2/00 MAF ,  C08F 4/64 MFG

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