特許
J-GLOBAL ID:200903051397426610

伝搬経路長計測装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高田 守
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-197194
公開番号(公開出願番号):特開平6-043235
出願日: 1992年07月23日
公開日(公表日): 1994年02月18日
要約:
【要約】【目的】 バイスタティックレーダにおいて、目標反射エコー受信時に混入する送信装置からの直接波を抑圧して、目標反射エコーの伝搬経路長を精度良く計測する装置を得る。【構成】 不要直接波抑圧器15では、送信装置1から受信装置10へ直接発せられた送信波6cを、補助アンテナ12で受信して得られる同期信号v(nT)を利用して主受信アンテナ11で目標反射エコー7と同時に受信される不要な直接波6bの成分を近似合成し、それを主アンテナ受信信号u(nT)から差し引いて目標反射エコー7による信号成分y(nT)を抽出する。同期信号v(nT)を入力とする遅延器16の出力信号x(nT)に対する目標反射エコー7による信号成分y(nT)の時間遅れを相関関数を用いてA/D変換器14のサンプリング間隔以下の時間単位で推定17し、その結果より目標反射波7の伝搬経路長を求める。
請求項(抜粋):
変調された信号を送信信号とし、送信アンテナを介して送信波を外部空間に向けて放射する送信装置と、上記送信装置と所定の距離をおいて配置され、上記送信装置から放射された上記送信波のうち、目標からの反射エコーと上記送信装置から直接到達する送信波を第1の受信アンテナで同時に受信し、この受信信号を増幅・位相検波した後、ディジタル信号に変換する第1の受信手段、上記送信装置から直接到達する送信波を第2の受信アンテナで受信し、この受信信号を増幅・位相検波した後、ディジタル信号に変換する第2の受信手段、上記第1の受信手段出力信号と上記第2の受信手段出力信号を入力として、上記第1の受信手段出力信号中に含まれる上記送信装置から上記第1の受信手段に直接到達する送信波による不要信号を抑圧する手段、上記第2の受信手段出力信号を所定の時間だけ遅延させる手段、上記不要信号抑圧手段出力信号と上記信号遅延手段出力信号を入力とし、後者に対する前者の遅延時間を推定する手段、を備え、上記不要信号抑圧手段が、上記第2の受信手段出力信号に荷重係数を乗ずる乗算手段、上記第1の受信手段出力信号から上記乗算手段出力信号を減算する手段、上記第2の受信手段出力信号と上記減算手段出力信号とを入力して、上記減算手段出力信号の平均電力を最小もしくは最小に近づけるように上記荷重係数を計算する手段、を備え、上記遅延時間推定手段が、上記不要信号抑圧手段の出力信号と上記信号遅延手段の出力信号の相互相関関数を計算してその絶対値をとる手段、上記相互相関関数絶対値をとる手段の出力からその最大値を与えるタイムラグを求めて出力する第1の手段、上記タイムラグおよび上記相互相関関数の絶対値を入力とし、上記タイムラグの近傍において上記相互相関関数の絶対値の補間値を求める手段、上記相互相関関数絶対値の補間手段出力からその最大値を与えるタイムラグを求める第2の手段を備えて構成されたことを特徴とする伝搬経路長計測装置。
IPC (2件):
G01S 7/02 ,  G01S 13/46

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