特許
J-GLOBAL ID:200903051413597357
高純度の酸と塩基とを同時に製造する方法および装置
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
山口 巖
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-025315
公開番号(公開出願番号):特開2001-259647
出願日: 2001年02月01日
公開日(公表日): 2001年09月25日
要約:
【要約】【課題】電気透析セル(1)を用いて高純度で高濃度の酸および塩基を同時に、それぞれに対応する塩を水溶液中で分解させて製造する電気透析法を提供する。【解決手段】この方法を実施するセルは、アルカリを形成する陰極室(2)、分解するべき塩を供給するための塩室(3)、酸を形成する酸室(4)およびプロトンキャリアーとしての鉱酸が流れる陽極室(5)で構成されている。陽極は水素消費電極(20)として作られている。塩酸および水酸化ナトリウム溶液の製造に適する。
請求項(抜粋):
電気透析セルを用い水溶液中の塩を電気透析的に分解させる手段により高純度の酸と塩基とを同時に製造する方法であって、そのセルが、-液のための入口および出口開口部と、水素をプロトンに変換するための水素消費陽極を備えた陽極室を持ち、そして、-陽極室と隣内性域とを隔離するアニオン交換膜を有し、-陽極室と隣接して入口および出口開口部を有する中性室を有し、-中性室と隣の室とを隔離するためのカチオン交換膜を有し、-中性室に隣接して、陰極と、液のための入口開口部と少なくとも1つの出口開口部を有する陰極室を有し、さらに-電気透析過程をセル内で実現させるため、陽極と陰極の間に電圧をかけるための装置を有し、そしてこの装置では-塩溶液は中間の中性室を流れ、-塩のカチオンは、電界の影響を受けて、中間室からカチオン交換膜を通って陰極室へ移動し、そこで、水が陰極で水素とOH-イオンに分解されることによりできたOH-イオンと結合して塩基を生成し、そして同時に、-塩のアニオンは、電界の影響を受けて、中性室からアニオン交換膜を通って陽極室へ移動し、水素消費陽極で水素から陽極反応により生成したプロトンとそこで結合して酸を生成するものにおいて、-この電気透析セル(1)は、液のための入口開口部(18)と出口開口部(19)を有する第4の室(5)を備え、-この第4の室(5)は水素消費陽極(20)を有し、-この第4の室(5)は酸が形成される室(4)と接続しており、-この第4の室(5)はカチオン交換膜(17)により酸が形成される室(4)と隔離されており、そして、-プロトンキャリヤーはこの第4室(5)を通って流れ、-酸を形成するために必要なプロトンは、第4室(5)からカチオン交換膜(17)を通って酸が形成される室(4)内に入り、-水素消費陽極(20)で、酸を形成するのに必要な量のプロトンが生成され、そして、-酸を形成する室(4)には他の陽極を含まないことを特徴とする方法。
IPC (9件):
C02F 1/469
, B01D 61/44 500
, B01D 61/44 510
, B01D 61/44 520
, B01D 61/46 500
, B01D 71/36
, B01J 47/12
, C01B 7/03
, C01D 1/04
FI (10件):
B01D 61/44 500
, B01D 61/44 510
, B01D 61/44 520
, B01D 61/46 500
, B01D 71/36
, B01J 47/12 C
, B01J 47/12 D
, C01B 7/03 Z
, C01D 1/04 Z
, C02F 1/46 103
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