特許
J-GLOBAL ID:200903051413845644

ポンプ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山本 惠二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-117694
公開番号(公開出願番号):特開平7-301175
出願日: 1994年05月06日
公開日(公表日): 1995年11月14日
要約:
【要約】【目的】 外部への流体の漏れが起こらず、かつ吐出流体の脈動が少ないポンプ装置を提供する。【構成】 このポンプ装置は、ポンプ21とその駆動回路を備えている。ポンプ21は、円環状のシリンダ22を備えており、その中に二つのピストン24、26が収納されている。両ピストンは、複数の小歯を有するラック状の磁性体28を有している。シリンダ22には、流体20の吸入口34および吐出口36が連通されている。シリンダ22外の周囲には複数の電磁石40が設けられており、それらの背面部に永久磁石50が設けられている。シリンダ22の壁面部には、ピストン24、26を検出するセンサ54、56が設けられている。駆動回路は、このセンサからの信号に応答して電磁石40への通電を制御し、ピストン24、26を交互に1回転ずつ旋回させる。
請求項(抜粋):
(イ)円環状のシリンダと、このシリンダに沿う円弧状をしていて同シリンダ内にその円周方向に旋回可能に収納された二つのピストンであってその外周部に複数の互いに等間隔に並ぶ小歯を有するラック状の磁性体をそれぞれ有するものと、シリンダに連通した吸入口および吐出口であって互いにシリンダの円周方向に各ピストンの長さと同程度以上の間隔をあけて設けられたものと、シリンダの外周部近傍の回りに互いに等間隔に設けられた複数の電磁石であって、その各々が、シリンダ内の各ピストンの磁性体に対向する二つの歯を有するコ字状のコアと、このコアの二つの歯に互いに逆向きに巻かれたコイルとを有するものと、この各電磁石の背面部にそれぞれ設けられていて隣合うもの同士が逆極性である複数の永久磁石と、シリンダの壁面部であって吸入口と吐出口との間に設けられていて各ピストンがその前に来たことを検出する第1のセンサと、シリンダの壁面部であって吐出口のピストン旋回方向とは逆の側方に設けられていて各ピストンがその前に来たことを検出する第2のセンサとを備えるポンプと、(ロ)前記ポンプの複数の電磁石の内の一つを所定の順序でかつ所定の通電極性で切り換えながら励磁することによって二つのピストンの磁性体に旋回力をそれぞれ生じさせる機能を有すると共に、前記ポンプの両センサからの信号に応答して、吸入口と吐出口との間に位置する所定の電磁石を励磁したままにすることによって二つのピストンの内の一方を吸入口と吐出口との間に停止させておき、その間に他方のピストンをシリンダ内で旋回させる動作を、二つのピストンで交互に行わせる機能を有する駆動回路、とを備えることを特徴とするポンプ装置。

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