特許
J-GLOBAL ID:200903051423421877

産業廃棄物の遮断型最終処分場の構築方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長沢 越男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-344688
公開番号(公開出願番号):特開平9-141225
出願日: 1995年11月24日
公開日(公表日): 1997年06月03日
要約:
【要約】【課題】 特定有害産業廃棄物の最終処分場である遮断型最終処分場において廃棄物による汚水が地下に浸透することなく、完全に遮水できて、水源の汚染を防止し、また地滑りによる災害発生の心配がない遮断型最終処分場の構築方法を提供する。【解決手段】 構築予定地にコンクリート柱を、突出部を残して樹立し、このコンクリート柱を含んで鉄筋モルタル層を3層、遮水層を鉄筋モルタル層を挟んで2層設けて処分槽とし、これに両水の浸入を防止する建造物を設ける構築方法。
請求項(抜粋):
構築予定地に間隔を置いて、コンクリート柱(5)を、地上に突出部(6)を残したまゝ樹立する工程Aと、このコンクリート柱(5)を樹立した構築予定地の底面(7)と、予定高さまでの四周とに、井桁状に鉄筋(9)を組む工程Bと、井桁状に組まれた鉄筋(9)が埋設し、かつ、コンクリート柱(5)の突出部(6)を被覆して、モルタルを吹付けて第1鉄筋モルタル層(10)を形成する工程Cと、コンクリート柱(5)の突出部(6)を含む第1鉄筋モルタル層(10)の表面に、合成樹脂の吹付けまたは合成樹脂系あるいはゴム系のシートの敷設により第1遮水層(11)を形成する工程Dと、この第1遮水層(11)の表面に、井桁状に鉄筋(9)を組む工程Eと、井桁状に組まれた鉄筋(9)が埋設し、かつコンクリート柱(5)の突出部(6)を被覆して、モルタルを吹付けて第2鉄筋モルタル層(12)を形成する工程Fと、コンクリート柱(5)の突出部(6)を含む第2鉄筋モルタル層(12)の表面に、合成樹脂の吹付け、または合成樹脂系あるいはゴム系のシートの敷設により第2遮水層(13)を形成する工程Gと、この第2遮水層(13)の表面に井桁状に鉄筋(9)を組む工程Hと、井桁状に組まれた鉄筋(9)が埋設し、かつコンクリート柱(5)の突出部(6)を被覆してモルタルを吹付けて第3鉄筋モルタル層(14)を形成する工程Iと、工程Aないし工程Iによって得られた処分槽(1)に雨水の浸入を防止する建造物(2)を構成する工程Jとからなることを特徴とする産業破棄物の遮断型最終処分場の構築方法。

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