特許
J-GLOBAL ID:200903051446044914

ディジタル信号記録再生装置用自動等化器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 京本 直樹 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-037697
公開番号(公開出願番号):特開平6-097769
出願日: 1993年02月26日
公開日(公表日): 1994年04月08日
要約:
【要約】【目的】 高密度記録した磁気記録テープを読みだしたときの再生信号は、符号間干渉の影響を受けており、特に磁気記録系では、非線形信号の記録となるため非線形な歪の影響が大きかったため高密度記録する事が難しい。この非線形歪を、小さな回路規模の自動等化器で等化できるようにする。【構成】 デジタル信号を高密度記録する際に起こる非線形な歪を、信号のプリカーサ成分の等化にはビタビ等価を用い、ポストカーサの等化には判定帰還形等化器を用いて自動等化する事を特徴とする。【効果】 信号に対する全ての非線形な歪を等化する事ができるため高密度記録する事が可能となり、且つ演算量を多くする事なくハードウェア化を実現できる。
請求項(抜粋):
符号間干渉歪を含むディジタル形式の受信信号と、これに対応する2n 個(nは非負整数)の推定信号とを受けて、それぞれ2n 個の受信される可能性のある推定信号系列に対する前記受信信号の誤差の自乗値をブランチメトリックとし、2n 個の取り得る状態のブランチメトリックと直前に選択されたブランチメトリックとの加算値パスメトリックを計算し、各状態に到るパスメトリックの最小値をパスメモリ信号として出力するメトリック演算部と;前記メトリック演算部からの2n - 1 個のパスメモリ信号の出力をパスの生き残り情報として記憶し、その生き残り情報の状態推移から前記受信信号に対する最も確からしい判定値を出力すると共に2n 個の推定信号を読み出すための推定アドレス信号をするパスメモリ部と;前記パスメモリ部の判定値出力を推定信号記憶部内の受信される可能性のある推定信号に書き換える為の入力信号とし、受信される可能性のある推定信号に修正する推定信号を決定する信号を生成し出力する修正アドレス信号生成部と;前記パスメモリ部で推定アドレス信号が選択されたとき、2n 個の推定信号を前記パスメトリック演算部に出力し、前記アドレス信号生成部より出力された修正アドレス信号が選択されたとき、修正する推定信号の格納されている推定信号記憶器用の修正器へ出力し、且つ前記修正器の出力結果を入力として記憶する推定信号記憶部と;記憶推定信号記憶部により出力された全ての推定信号を、推定信号が記憶されている推定信号記憶器に接続している修正器の入力とし、受信される可能性のある推定信号に前記推定信号を修正し、前記推定信号記憶部に推定信号を出力する修正部とを備えている事を特徴とするディジタル信号記録再生装置用自動等化器。
IPC (2件):
H03H 17/00 ,  H04B 3/06

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