特許
J-GLOBAL ID:200903051474359165

積層型インクジェット式記録ヘッド

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 木村 勝彦 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-222562
公開番号(公開出願番号):特開平8-058086
出願日: 1994年08月23日
公開日(公表日): 1996年03月05日
要約:
【要約】【目的】 共通のインク室に侵入した気泡を排除しやすくして、共通のインク室のサイズの拡大を図ってインク滴吐出に十分なコンプライアンスを確保すること。【構成】 流路制限孔12を共通のインク室19のノズル開口側から離れた壁面19a側に偏して形成し、その上でさらに共通のインク室19の終端部19bにはダミーの圧力発生室4’を設け、このダミーの圧力発生室4’に連通させて共通のインク室19の幅方向に複数の流路制限孔12’、12’、12’を形成する。壁面19a近傍のインクは付着粘性抵抗により壁面から離れた方向からの或方向の定まった流れとなり、気泡はこの流れに乗って流路制限孔12から圧力発生室4に吸い込まれて外部に排出され、また共通のインク室19の終端部19b近傍では複数の流路制限12’、12’、12’が形成されているため、例えこの領域の幅を大きくしても淀みが生じない。
請求項(抜粋):
表面に圧電振動板を有して振動部材を形成する弾性板、前記弾性板により一方の面が封止されて圧力発生室を形成する圧力発生室形成部材、該圧力発生室形成部材の他方を封止するとともに、前記圧力発生室の両端部において連通する連通孔を備えた蓋部材、前記圧力発生室へのインク供給路に流路抵抗を付与する流路制限孔を有するとともに、前記圧力発生室と連通する連通孔を備えた流路制限板、前記流路制限孔を介して前記各圧力発生室に連通する共通のインク室、及び前記圧力発生室に連通する連通孔とを備えた共通のインク室形成板、前記共通のインク室形成板の他面を封止するとともに前記各連通孔を介して前記圧力発生室に接続するノズル開口を備えたノズルプレート、とをそれぞれ順番に積層して一体に成形してなるインクジェット式記録ヘッドにおいて、前記流路制限孔が前記共通のインク室の前記ノズル開口側から離れた壁面側に偏して形成され、また前記共通のインク室の終端部にはダミーの圧力発生室が形成されていて、前記ダミーの圧力発生室に連通させて前記共通のインク室の幅方向に複数の流路制限孔が形成されている積層型インクジェット式記録ヘッド。
IPC (2件):
B41J 2/045 ,  B41J 2/055

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