特許
J-GLOBAL ID:200903051526972839

過共晶Al-Si系合金ダイカスト部材の製造方法および過共晶Al-Si系合金ダイカスト部材

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小塩 豊
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-106345
公開番号(公開出願番号):特開平10-296422
出願日: 1997年04月23日
公開日(公表日): 1998年11月10日
要約:
【要約】【課題】 ダイカスト法による高い生産性を維持しつつ、過共晶Al-Si系合金部材のもつ特徴である優れた耐摩耗性を十分に発揮することができる平均粒径および分布密度の初晶Si粒を有する組織の過共晶Al-Si系合金ダイカスト部材を製造する。【解決手段】 手許炉1内に収容した過共晶Al-Si系合金からなる溶湯Mをダイカスト鋳造機4によりダイカスト鋳造するに際し、ダイカスト鋳造機4の射出スリーブ4a内での[(共晶凝固温度(Te)+初晶晶出温度(Tc))/2+15]°Cから[(共晶凝固温度(Te)+初晶晶出温度(Tc))/2]°Cまでの間の平均冷却速度を毎秒2±1°Cにコントロールすると共に、射出スリーブ4a内でのスリーブ壁部と中心部とにおける溶湯温度の差を5°C以内にコントロールすることにより、耐摩耗性の確保に必要な大きさの初晶Si粒を晶出させた組織を有する過共晶Al-Si系合金ダイカスト部材を製造する。
請求項(抜粋):
過共晶Al-Si系合金からなる溶湯をダイカスト鋳造するに際し、射出スリーブ内での[(共晶凝固温度(Te)+初晶晶出温度(Tc))/2+15]°Cから[(共晶凝固温度(Te)+初晶晶出温度(Tc))/2]°Cまでの間の平均冷却速度を毎秒2±1°Cにコントロールすると共に、射出スリーブ内でのスリーブ壁部と中心部とにおける溶湯温度の差を5°C以内にコントロールすることにより、初晶Si平均粒径が4μm〜20μmの初晶Si粒を晶出させることを特徴とする過共晶Al-Si系合金ダイカスト部材の製造方法。
IPC (4件):
B22D 17/32 ,  B22D 17/20 ,  C22C 1/02 503 ,  C22C 21/02
FI (4件):
B22D 17/32 Z ,  B22D 17/20 J ,  C22C 1/02 503 J ,  C22C 21/02

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