特許
J-GLOBAL ID:200903051555370678
入力信号処理方法および入力信号処理装置
発明者:
,
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
和泉 良彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-070573
公開番号(公開出願番号):特開2003-271166
出願日: 2002年03月14日
公開日(公表日): 2003年09月25日
要約:
【要約】【課題】 混在する複数の信号から目的とする信号のみを分離する手法として、独立成分分析法(ICA)がある。しかし、この方法では、伝送系の特性、背景雑音等の影響、拡散性信号源に対する信号源同定の困難さ、拡散性の信号源の中から非拡散性である目的信号源の検出の困難さ等の理由により分離精度が劣化していた。このため、低SNRで拡散性の信号源を含む場合であっても精度よく音源分離が出来る方法の開発が課題となっていた。【解決手段】拡散性信号源あるいは雑音レベルが高く、ICAによ目的信号源の分離が困難となる周波数帯域を、不要帯域としてこれを自動検出し、除去する手法を導入した。このため、入力信号間の独立性を評価するコスト関数を定義し、このコスト関数に対して閾値を設定し、これを用いて各周波数帯域毎に抑圧定数を求めることにより不要帯域の自動検出と除去を可能としている。
請求項(抜粋):
複数のセンサによって検知できる複数の波動性信号が混在している中から、目的とする少なくとも一つの波動性信号を放出している信号源の信号を分離する方法において、前記各センサによって信号を検知する検知過程と、前記各センサによって検知された検知信号を帯域分割する帯域分割過程と、前記帯域分割過程によって分割された各帯域の複数のパラメータ値について、前記信号源と前記センサの空間的な位置の違いと、信号種の違いに起因する前記検知信号の時間的特徴および周波数的特徴を統計的に分析して、前記パラメータ値に対して同一信号源から入力された少なくとも一つの前記信号源の目的信号パラメータ値を識別するための識別レベルを計算し、前記識別レベルをもとに前記パラメータ値に対して同一信号源から入力された少なくとも一つの前記信号源の前記目的信号パラメータ値を識別する信号識別過程と、前記信号識別過程において、識別された同一信号源から入力された少なくとも一つの前記信号源の前記目的信号パラメータ値以外に識別された不要成分パラメータ値を減衰させる一次減衰過程とを含む入力信号処理方法であって、前記信号識別過程において計算された識別レベルが予め定められたレベルに達していない前記帯域においては、前記パラメータ値を減衰させる二次減衰過程と、前記二次減衰過程において、前記複数の信号源の内容や位置が変化した場合には、前記二次減衰過程において減衰させる帯域を修正する修正過程とを有することを特徴とする入力信号処理方法。
IPC (4件):
G10L 11/00
, G01H 3/00
, G10L 19/00
, G10L 21/02
FI (4件):
G01H 3/00 Z
, G10L 7/04 A
, G10L 9/00 F
, G10L 9/00 H
Fターム (4件):
2G064AB13
, 2G064CC03
, 2G064CC13
, 2G064CC45
前のページに戻る