特許
J-GLOBAL ID:200903051586504001

画像認識方法およびこの方法を用いた画像認識装置ならびに電子部品実装装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-193573
公開番号(公開出願番号):特開平10-040393
出願日: 1996年07月23日
公開日(公表日): 1998年02月13日
要約:
【要約】【課題】 画像の認識を高速、高精度で行う方法と装置を提供する。【解決手段】 画像入力部1は物体8を撮影し、その明暗の様子を濃淡値データとして画像処理部2に出力する。照明部3は発光ダイオードやハロゲンランプ等を光源とし、物体8を照明する。画像処理部2は画像入力部1から送られてくる濃淡値データを受け、物体8の位置と傾き角度を求める計算を行う。画像表示部4は画像処理部2で得られた結果を表示する装置であり、コントローラ部5は画像処理部2で得られた物体8の位置と傾き角度の数値データを受け、装着機構部6を適切な位置へ移動させるための信号を出力する。装着機構部6はコントローラ部5の信号を受け、吸着ノズル7で物体8を吸着し、基板9上の決められた位置へ決められた角度で装着する。前記画像入力部1はこの吸着ノズル7に吸着された物体8の様子を撮影している。
請求項(抜粋):
撮像装置により撮影された物体およびその背景を含む濃淡画像に基づき、前記物体の位置と傾き角度とを求める画像認識において、前記濃淡画像を、縦方向および横方向に所定の間隔で分割し、分割されて形成された画素の各々について、その濃淡値を求めて記憶し、分割された全ての縦方向について、それぞれの縦方向毎にその縦方向上にある画素の濃淡値を累積し、且つ、分割された全ての横方向について、それぞれの横方向毎にその横方向上にある画素の濃淡値を累積し、前記累積した縦方向および横方向の濃淡値の分布状態から、前記縦方向および横方向に平行な辺を有し、物体がその内側に接する外接四角形を仮定し、前記物体を縦横比が既知の長方形であると仮定して、前記外接四角形に内接するときの物体の傾きの候補を2通り計算し、その後、前記外接四角形の縦辺および横辺をそれぞれ2等分して濃淡画像を4つの領域に分割し、それぞれの領域内の濃淡値の分布を比較して、前記2つの傾きの候補の中から1つを選定して、これを物体の傾き角度の予測値とすると共に、前記予測値の角度を有する直線群と物体の輪郭とが交わる、物体の対向する2つの辺に係わる2つの交点群と、前記予測値の角度に直角な角度を有する直線群と物体の輪郭とが交わる、物体の他の対向する2つの辺に係わる2つの交点群とを求め、更に、前記4つの交点群について、それぞれの交点群を表す最適の直線を求めると共に、求められた4本の最適な直線で囲まれる領域が物体を表すと判断し、その領域の重心位置を物体の位置とすると共に、長い方の2辺の傾きを物体の傾き角度とすることを特徴とする画像認識方法。
IPC (2件):
G06T 7/60 ,  G06T 7/00
FI (2件):
G06F 15/70 350 H ,  G06F 15/70 330 R

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