特許
J-GLOBAL ID:200903051601958189

ポリエチレンブロック共重合体粘度調整剤

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 柳川 泰男
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-504611
公開番号(公開出願番号):特表2002-507225
出願日: 1998年06月12日
公開日(公表日): 2002年03月05日
要約:
【要約】AブロックとBブロックとを含む低分子量のブロック共重合体からなる粘度調整剤であって、Aブロックが少なくとも約93重量%のポリエチレンからなり、Bブロックが約40重量%乃至75重量%のエチレンと少なくとも一種の他のα-オレフィンとの共重合体からなり;得られたブロック共重合体の平均エチレン含量が約60重量%乃至80重量%であることを特徴とする粘度調整剤。
請求項(抜粋):
1。AブロックとBブロックを含むブロック共重合体からなる粘度調整剤であって、該Aブロックが少なくとも約93重量%のエチレンからなり、該Bブロックが約40重量%乃至85重量%のエチレンと少なくとも一種の他のα-オレフィンの共重合体とからなり; 得られたブロック共重合体の平均エチレン含量が約60重量%乃至80重量%であり;そして 該粘度調整剤が以下の性質を示す:TEが2.3では、KO SSI約25%未満であって、TEが3.5では、KO SSI約35%未満である、 ことを特徴とする粘度調整剤。 2。粘度調整剤の体積粘性率が、10-3sec-1がそれ以下の歪速度で測定した場合に、110°Cでは106ポアズより高い請求項1に記載の粘度調整剤。 3。粘度調整剤の重量平均分子量が60000乃至150000である請求項1に記載の粘度調整剤。 4。α-オレフィンがプロピレンである請求項1に記載の粘度調整剤。 5。ブロック共重合体がAブロックを約25重量%未満の量で含む請求項1に記載の粘度調整剤。 6。ブロック共重合体が、45〜60°Cの温度でシクロヘキサンにより抽出可能な遊離Bブロックを25重量%未満の量で含む請求項1に記載の粘度調整剤。 7。45〜60°Cの温度でシクロヘキサンにより遊離Bブロックが予め抽出された共重合体試料についてGPC-FTIRにより測定して、ブロック共重合体が遊離Aブロックを20重量%未満の量で含む請求項1に記載の粘度調整剤。 8。ブロック共重合体が遊離Aブロックを10重量%未満の量で含む請求項7に記載の粘度調整剤。 9。ブロック共重合体が、20°Cで、0.5μmより大きい寸法の結晶質ポリエチレンドメインを有するような結晶度を示す請求項1に記載の粘度調整剤。 10。下記成分からなる潤滑剤組成物: (A)合成油および/または天然油の基油; および (B)AブロックとBブロックとを含むブロック共重合体からなる粘度調整剤であって、該Aブロックは少なくとも約93重量%のエチレンからなり、該Bブロックは約40重量%乃至85重量%のエチレンと少なくとも一種の他のα-オレフィンの共重合体とからなり;得られたブロック共重合体の平均エチレン含量が約60重量%乃至80重量%であり;そして該粘度調整剤が下記の性質を示す:TEが2.3では、KO SSIが約25%未満であり、TEが3.5では、KO SSIが約40%未満である、ことを特徴とする粘度調整剤。 11。粘度調整剤の重量平均分子量が60000乃至150000である請求項10に記載の潤滑剤組成物。 12。α-オレフィンがプロピレンである請求項10に記載の潤滑剤組成物。 13。ブロック共重合体がAブロックを約25重量%未満の量で含む請求項10に記載の潤滑剤組成物。 14。潤滑剤が、クランクケース油、油圧作動油、タービン油、ギヤ油、機能液、工業用油およびカタパルト油からなる群より選ばれる請求項10に記載の潤滑剤組成物。 15。ブロック共重合体がAブロックを約15重量%乃至25重量%の量で含む請求項10に記載の潤滑剤組成物。 16。ブロック共重合体が、45〜60°Cの温度でシクロヘキサンにより抽出可能な遊離Bブロックを25重量%未満の量で含む請求項10に記載の潤滑剤組成物。 17。ブロック共重合体が遊離Bブロックを15重量%未満の量で含む請求項16に記載の潤滑剤組成物。 18。45〜60の温度°Cでシクロヘキサンにより遊離Bブロックが予め抽出された共重合体試料について、GPC-FTIRにより測定して、ブロック共重合体が遊離Aブロックを10重量%未満の量で含む請求項10に記載の潤滑剤組成物。 19。AブロックとBブロックとを含むブロック共重合体からなる粘度調整剤であって、該Aブロックが少なくとも約92重量%のエチレンからなり、該Bブロックが約40重量%乃至約85重量%のエチレンと少なくとも一種の他のα-オレフィンの共重合体とからなり; 該ブロック共重合体が下記に記載する工程からなる方法により製造され; 得られたブロック共重合体の平均エチレン含量が約60重量%乃至80重量%であり;そして 該粘度調整剤が以下の性質を示す:TEが2.3では、KO SSIが約25%未満であり、TEが3.5では、KO SSIが約35%未満である、 ことを特徴とする粘度調整剤: (a)下記一般式のうちの一つで表されるバナジウム化合物:[式中、x=0〜3、およびR=炭化水素基である];[式中、AcAc=アセチルアセトン、およびx=1または2である]; および VCl3・nB [式中、n=2〜3、そしてBは、VCl3と炭化水素可溶性錯体を形成しうるルイス塩基であり、Rは好ましくはC1〜C10の脂肪族、脂環式または芳香族の炭化水素基を表す]; および AlR3、AlR2X、AlR’RX、Al2R3X3、AlRX2、Al(OR’)R2、R2Al-O-AlR2およびメチルアルモキサン(ただし、R及びR’は互いに同じあっても、異なっていてもよいが、炭化水素基を表し、そしてXは臭素、塩素およびヨウ素からなる群より選ばれるハロゲンである)からなる群より選ばれる有機アルミニウム化合物の反応生成物をプレミックスすることにより触媒を生成させる; (b)工程(a)の反応生成物を、エチレンからなる単量体の流れと同時に反応器に供給する;そして (c)エチレンおよびエチレン以外の少なくとも一種のα-オレフィンからなる第二単量体の流れを、少なくとも、該主供給におけるエチレン転化率が約85〜90%に達するまで反応器に供給する。
IPC (9件):
C08F297/08 ,  C08F 4/68 ,  C10M143/02 ,  C10M143/04 ,  C10N 20:02 ,  C10N 30:02 ,  C10N 40:04 ,  C10N 40:08 ,  C10N 40:12
FI (9件):
C08F297/08 ,  C08F 4/68 ,  C10M143/02 ,  C10M143/04 ,  C10N 20:02 ,  C10N 30:02 ,  C10N 40:04 ,  C10N 40:08 ,  C10N 40:12

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