特許
J-GLOBAL ID:200903051606343913

超音波流量計

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三宅 宏 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-042759
公開番号(公開出願番号):特開平9-236463
出願日: 1996年02月29日
公開日(公表日): 1997年09月09日
要約:
【要約】【課題】 シングアラウンド式超音波流量計の省電力化をする。送受波器の経年変化に対応して、送受波器の交換時期を知らせたり、寿命を延ばして長時間使えるようにする。【解決手段】 コントロール部7からの測定オン・オフ信号がオン側になると送波器駆動部6が送受波器2を励振して流体中へ超音波を発射する。送受波器3がこれを受け、受信波検知部4が受信波検知信号を出力する。この出力を受けて駆動部6が2回目の励振をする。これを繰り返しn回目の受信波までの時間を第2のカウンタ9で計測する。次に超音波の方向を逆にして同様の計測をし、両計測値から流量を求める。1回毎の伝搬時間に急変があると、第3のカウンタ11の計測値に基づいて計測にエラーありと判断して、その回の計測値を使用しない。
請求項(抜粋):
流体の流れの中を流れと同方向あるいは斜め方向に超音波の送受をする一対の超音波送受波器(2)(3)と、受信側の送受波器(3又は2)が接続され、受信波を検知すると受信波検知信号を出力する受信波検知部(4)と、測定オン・オフ信号がオフ側からオン側になる毎に送信側の送受波器(2又は3)を駆動し、その後は受信波検知信号毎に送信側の送受波器(2又は3)を駆動し、第n受信波検知信号が入力されるか測定オン・オフ信号がオフ側になると駆動を停止する送波器駆動部(6)と、受信波検知部(4)よりの受信波検知信号が入力されていて、測定オン・オフ信号がオン側になる毎に零から計数を開始し、n番目の受信波検知信号を検知して第n受信波検知信号を出力する第1のカウンタ(8)と、測定オン・オフ信号がオン側になってから、第n受信波検知信号までの時間を測定する第2のカウンタ(9)と、一定のタイミングで順方向計測と逆方向計測の切替えを行い、その都度測定オン・オフ信号をオフ側からオン側にし、第n波検知信号を受けると第2のカウンタ(9)の測定値を読み取って流速・流量等の演算を行うコントロール部(7)と、測定オン・オフ信号がオン側となると、その時から第1の受信波検知信号までの時間を、その後は受信波検知信号から次の受信波検知信号までの時間をその都度測定して出力する第3のカウンタ(11)とを具備し、前記コントロール部(7)は、受信波検知信号が入力される毎に第3のカウンタ(11)の測定値を読み取り、連続して読み取った二つの隣接する測定値の差が決められた値より大きいことがあれば、測定オン・オフ信号のオンから始まったその回の測定は不成功として第2のカウンタ(9)の測定値を放棄するようにしたことを特徴とする超音波流量計。

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