特許
J-GLOBAL ID:200903051606906292
被削性及び冷間加工性に優れる軸受鋼及びその焼鈍方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
横井 健至
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-062021
公開番号(公開出願番号):特開平9-227991
出願日: 1996年02月22日
公開日(公表日): 1997年09月02日
要約:
【要約】【課題】 特別の加熱炉を必要としないで一回の加熱パターンで炭化物粒径が大きく、炭化物の数が少なく、硬さが被削性及び冷間加工に適する程度となる高炭素クロム軸受鋼の焼鈍方法及び該方法による高炭素クロム軸受鋼を提供する。【解決手段】 重量比で0.8〜1.2%のC及び0.9〜2.0%のCrを含有する高炭素クロム軸受鋼からなり、700〜730°Cの温度範囲に急熱した後、該温度範囲から760°Cまでを7°C/hr以下の加熱速度で徐熱し、更に760°Cから790°Cまで急熱して790°Cに保持した後、790°Cから740〜720°Cの温度範囲に空冷以下の速度で冷却し、更に該温度範囲からAr1変態点終了以下の温度域まで10°C/hr以下で徐冷した後、空冷以下の速度で冷却して組織中の炭化物数が10.0×105 個/mm2 以下で且つ硬さがHRB90未満である被削性及び冷間加工性に優れる高炭素クロム軸受鋼を得る。
請求項(抜粋):
重量比で0.8〜1.2%のC及び0.9〜2.0%のCrを含有する高炭素クロム軸受鋼からなり、加熱工程の途中に700〜730°Cの温度範囲から760°Cまでを7°C/hr以下の加熱速度で徐熱する工程を有する球状化焼鈍工程により製造した組織中の炭化物数が10.0×105 個/mm2以下で且つ硬さがHRB90未満であることを特徴とする高炭素クロム軸受鋼。
IPC (5件):
C22C 38/00 301
, C21D 1/32
, C21D 6/00
, C22C 38/18
, F16C 33/12
FI (5件):
C22C 38/00 301 M
, C21D 1/32
, C21D 6/00 K
, C22C 38/18
, F16C 33/12 A
引用特許: