特許
J-GLOBAL ID:200903051624234064

トランザクション処理サーバの経路指定機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 頓宮 孝一 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-087579
公開番号(公開出願番号):特開平6-019861
出願日: 1993年04月14日
公開日(公表日): 1994年01月28日
要約:
【要約】【目的】 マルチプロセッサ・トランザクション処理システムにおいてトランザクションをその要求処理時間にもとづいて複数の階級に分類し、前記階級ごとに目標応答時間を設定し、階級全体について実際の処理時間との関係で最も応答性能がよくなるように各トランザクション処理サーバの負荷を調整する。【構成】 負荷調整機構は現在の階級ごとの平均応答時間を算出し、その階級の設定目標応答時間との関係を考慮しつつ階級ごとの性能指標を算出する。新たなトランザクションが到着した時は、負荷調整機構はそのトランザクションが経路指定されることができるいくつかの候補となるトランザクション・サーバを検討し、各々がサーバとなった時の階級ごとの性能指標を予測する。次に全ての階級の性能指標を統合した全体目標達成指標を導出した上で経路指定すべきトランザクション処理サーバの適否を評価する。
請求項(抜粋):
複数の階級に区別されたトランザクションを単位として処理を行う複数のトランザクション処理サーバを有しているコンピュータ・システムにおいて、最適な応答時間を確保するために前記トランザクションを前記トランザクション処理サーバに経路指定する機構であって、前記各々の階級ごとに現在の平均応答時間を計算する手段と、前記各々の階級ごとに目標応答時間を記憶する手段と、前記現在の平均応答時間と前記目標応答時間とにもとづいて、前記各々の階級ごとの現在の性能指標を求める手段と、1の着信トランザクションに応答し、前記着信トランザクションを処理するために経路指定されうる全ての前記トランザクション処理サーバごとに、前記着信トランザクションが前記指定されうる前記トランザクション処理サーバのうちの1つにおいて処理される場合の、前記各々の階級ごとの前記性能指標を予測して予測性能指標を求める手段と、前記予測性能指標に対応して、それらを全階級について統合した全体目標達成指標を前記経路指定されうる全てのトランザクション処理サーバごとに予測する手段と、前記全体目標達成指標のうち最良のものを決定する手段と、前記決定に対応する前記トランザクション処理サーバに前記着信トランザクションを経路指定する手段と、を含む経路指定機構。

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