特許
J-GLOBAL ID:200903051662195102

カム角調整装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-080609
公開番号(公開出願番号):特開平7-286507
出願日: 1994年04月19日
公開日(公表日): 1995年10月31日
要約:
【要約】【目的】従動部材が作動を開始してからその作動を終了するまでのカムの回転角度であるカム角を調整するようにしたカム角調整装置において、回転部材からカムまでの回転力伝達経路におけるバックラッシュの発生箇所を少なくし、目標とするカム角に対する実際のカム角のずれ量を少なくする。【構成】カム角調整装置は、外側シャフト本体15及び第1カムよりなる外側カムシャフト14と、内側シャフト本体18及び第2カムよりなる内側カムシャフト17と、シャフト本体15外周のタイミングプーリ22と、シャフト本体15,18 間のスライダ28と、スライダ駆動機構M1とを備える。スライダ28は、その内外周のヘリカルスプライン28a,28b にて両シャフト本体15,18 にスプライン結合されている。駆動手段M1は、カム角を調整すべくスライダ28を軸線L1,L2 に沿って移動させて、プーリ22に対するカムシャフト14,17 の回転位相を変化させる。
請求項(抜粋):
筒状の外側シャフト本体、及びその外側シャフト本体に一体回転可能に設けられ、かつその回転運動により従動部材を周期的に作動させるための第1カムを有する外側カムシャフトと、前記外側カムシャフト内に挿入された内側シャフト本体、及び内側シャフト本体に一体回転可能に設けられ、かつその回転運動により前記第1カムとともに前記従動部材を周期的に作動させるための第2カムを有する内側カムシャフトと、前記外側シャフト本体の外周に回転可能に設けられた回転部材と、前記外側シャフト本体及び内側シャフト本体間に介在され、前記回転部材に一体回転可能に、かつ前記両カムシャフトの軸線方向への往復運動可能に取付けられるとともに、前記軸線に対し交差するヘリカルスプラインを自身の内周及び外周に有し、それらのヘリカルスプラインにて前記外側シャフト本体及び内側シャフト本体にスプライン結合されたスライダと、前記従動部材が作動を開始してからその作動を終了するまでの第1カム及び第2カムの回転角度であるカム角を調整すべく、前記スライダを前記軸線に沿って移動させて、回転部材に対する両カムシャフトの回転位相を変化させるためのスライダ駆動機構とを備えたカム角調整装置。

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