特許
J-GLOBAL ID:200903051665314935

弾性継手

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小山 武男 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-170066
公開番号(公開出願番号):特開平10-019054
出願日: 1996年06月28日
公開日(公表日): 1998年01月20日
要約:
【要約】【目的】 操縦安定性及び振動減衰性能の確保と軽量化とを両立させ、更に軸方向に亙る振動及び変位を吸収自在とする。【構成】 シャフト22の先端部とヨーク21とを、緩衝ユニット26を介して結合する。又、シャフト22の先端部に固設した突片24、24を、上記ヨーク21に設けた切り欠き25、25に緩く係合させる。上記緩衝ユニット26を構成する外側スリーブ27の外側波形筒部32の内周面と、内側スリーブ28の内側波形筒部35の外周面との間に、弾性材29と滑り層30とを介在させる。小さなトルクは上記両スリーブ27、28及び弾性材29を介して伝達し、大きなトルクは上記突片24、24と切り欠き25、25との衝合により伝達する。トルク伝達時に弾性材29には圧縮方向の荷重が加わる。従って、振動減衰性能を確保すべく、上記弾性材29の厚さや硬度を選定しても、良好な操縦安定性を確保できる。
請求項(抜粋):
回転自在なシャフトの端部とこのシャフトの回転に伴って回転する筒状部材とを、軸方向及び回転方向に亙る若干の変位を吸収自在に連結する弾性継手であって、上記シャフトの端部にこのシャフトの外周面よりも直径方向外方に突出する状態で固設された突片と、上記筒状部材の端縁部でこの突片と整合する部分に形成され、その内側にこの突片を緩く係合させる切り欠き若しくは透孔と、上記シャフトの端部外周面と上記筒状部材の外周面との間に設けられた緩衝ユニットとを備え、この緩衝ユニットは、上記シャフトの端部外周面に外嵌固定される外側スリーブと、上記筒状部材の外周面に外嵌固定される内側スリーブと、この内側スリーブと上記外側スリーブとの間に設けられた弾性材及び滑り層とを備え、このうちの外側スリーブは、上記シャフトの端部に外嵌固定する為の内側筒部と、この内側筒部と同心で円周方向に亙る形状が波形である外側波形筒部と、この外側波形筒部の端縁と上記内側筒部の端縁とを連続させる連結部とを備え、上記内側スリーブは、上記筒状部材に外嵌固定する為の嵌合固定部と、上記外側波形筒部と同位相の波形に形成されてこの外側波形筒部の内側に配置された、内側波形筒部とを備え、上記弾性材及び滑り層は、上記外側波形筒部の内周面と上記内側波形筒部の外周面との間に設けられ、且つ、上記滑り層は上記弾性材の外周面を覆う状態で設けられて、上記外側波形筒部の内周面と軸方向に亙る摺動自在に当接している弾性継手。

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