特許
J-GLOBAL ID:200903051672454084

インパクトレンチのボルト締結方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 谷山 守
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-019650
公開番号(公開出願番号):特開平6-206172
出願日: 1993年01月12日
公開日(公表日): 1994年07月26日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】ネジ面状態が悪い場合などには、回転角法でボルト締結する方法では、正規のボルト締結が完了しないうちに締め付けを終了するという不都合があるので、トルク法を併用することにより両者の欠点を補い、正確なボルト締結を行うようにする。【構成】締結ボルトの頭部が締結バネの上面に着座し、スナッグトルクが発生してからロータリエンコーダー32の位相差量により締結ボルトの回転角を測定し、インパクトシャフト9に一回のインパクトを加えた時の回転角の進み量と締結ボルトの締付け力とに反比例の関係が存するのを利用して、ロータリエンコーダー32の位相差量により、インパクトシャフト9に一回のインパクトが加わった際の回転角の進み量を測定し(トルク法)、両者の設定値が満足して共にインパクトレンチ停止信号を発生した時に、電源モータ2への電源供給を断ち、次いでブレーキ回路によりソケット回転を停止する。
請求項(抜粋):
電動モータ2の回転力をスピンドル6を介してインパクトシャフト9に伝達するのに、前記スピンドル6の外周に設けられバネ力をもって前方へ付勢されたハンマ8と前記インパクトシャフト9とを互いに遊びを有して噛合させ、前記インパクトシャフト9の前端に設けたソケット18に嵌合して締結ボルト36を締結する際、前記締結ボルト36の締め付け反力に抗して前記ハンマ8が後方に浮上することによって前記インパクトシャフト9との噛合を離脱し再び嵌合するごとにインパクト力を発生するようにしたインパクトレンチのボルト締結方法において、前記ハンマ8が前記インパクトシャフト9から浮上したことをスナッグトルク発生タイミングとして検知するスナッグトルクセンサー31と、前記インパクトシャフト9の回転角を位相差量で測定するロータリエンコーダ32とを設け、ボルト締結の回転角設定値とトルク設定値は共に許容値の最低値に設定しておき、前記スナッグトルクセンサー31によるスナッグトルク検出後に、前記ロータリエンコーダ32による前記インパクトシャフト9の回転角を測定すると共に、前記インパクト力を一回発生するごとの前記インパクトシャフト9の回転角の進み量を測定することによって該インパクトシャフト9のトルクを測定し、前記インパクトシャフト9の回転角とトルクとが共に所定の設定値に達したときに前記電動モータ2への供給電源を断ち、ブレーキ回路にて前記インパクトシャフト9の回転を停止するようにしたことを特徴とするインパクトレンチのボルト締結方法。
IPC (3件):
B25B 23/151 ,  B23P 19/06 ,  B25B 21/02
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭59-093270
  • 特開昭63-229272

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