特許
J-GLOBAL ID:200903051694577791

連続塗装ラインにおける塗装鋼板の焼付方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 苫米地 正敏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-181786
公開番号(公開出願番号):特開平11-010078
出願日: 1997年06月23日
公開日(公表日): 1999年01月19日
要約:
【要約】【課題】 塗膜焼付時間の大幅な短縮化と塗膜性能の向上を図り、優れた品質の塗装鋼板を高い生産性で且つエネルギー原単位を低く抑えつつ製造する。【解決手段】 連続塗装ラインで厚膜塗装を行うに際し、塗料の塗布後、間隙を設けて配設された複数の加熱用コイルを有する誘導加熱炉で、溶剤希釈用ガスの流通下“ワキの発生しない限界溶剤蒸発速度”内で100°C以上170°C以下の温度まで急速加熱した後、引き続き熱風焼付炉で焼付処理し、且つ、前記誘導加熱炉から排出された溶剤希釈用ガス中の溶剤成分を燃焼させ、該燃焼排ガスの顕熱を熱風焼付炉の熱源として利用することを特徴とし、これにより表面外観、塗膜硬度等の諸特性に優れた高品質、高性能のコイル状塗装鋼板を高い生産性で、且つエネルギー原単位を低く抑えつつ製造できる。
請求項(抜粋):
連続塗装ラインにて鋼板に厚膜塗装を行うに際し、塗料の塗布後、間隙を設けて配設された複数の加熱用コイルを有する誘導加熱炉において、溶剤希釈用ガスの流通下、“ワキの発生しない限界溶剤蒸発速度”(但し、“ワキの発生しない限界溶剤蒸発速度”:厚膜塗装を行うに際して、塗料を塗布した後、誘導加熱により室温から硬化剤の硬化温度直前まで昇温したときの、塗膜表面にワキの発生しない限界昇温速度)内で、100°C以上170°C以下の温度まで急速加熱した後、引き続き熱風焼付炉において焼付処理する塗装鋼板の焼付方法であって、前記誘導加熱炉から排出された溶剤希釈用ガス中の溶剤成分を燃焼させ、該燃焼により昇温した溶剤希釈用ガスを用いて前記熱風焼付炉に供給する空気を加熱することを特徴とする連続塗装ラインにおける塗装鋼板の焼付方法。

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