特許
J-GLOBAL ID:200903051705258294

空気入りタイヤのビード部構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 多田 敏雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-200107
公開番号(公開出願番号):特開平5-016618
出願日: 1991年07月15日
公開日(公表日): 1993年01月26日
要約:
【要約】【目的】 生産能率を低下させることなく、タイヤ 1の重量および転がり抵抗を低減させながら、外側プライ10の半径方向外端24近傍におけるセパレーションを防止する。【構成】 スティフナー20を境界面Xで内、外側スティフナー部21、22に2分割し、この外側スティフナー部22のショアA硬度を55度以下と低くして変形を容易にする。これにより、外側スティフナー部22が接地変形時にサイドウォール部に生じる撓みを吸収し、該外側プライ10の半径方向外端24における圧縮歪を低減させる。また、この外側スティフナー部22とサイドゴム25とが実質上同一組成のゴムであると、ゴム種類の増加を阻止でき、押出し成型も同時にできる。
請求項(抜粋):
ほぼ半径方向に延びるカーカスプライの本体部と、前記本体部より軸方向外側に配置されるとともに該本体部に沿って延び、内部に弾性率が2500kg/mm2以上で直径がdのコードが埋設された外側プライと、前記本体部と外側プライとの間に配置されたビードと、半径方向内側部が本体部と外側プライとの間に配置され、半径方向内端がビードに接するゴムからなるスティフナーと、外側プライおよびスティフナーより軸方向外側に位置し1種類のゴムからなるサイドゴムと、を備えた空気入りタイヤのビード部構造において、前記スティフナーの外側表面上で外側プライの半径方向外端からコード直径dの 1倍および30倍だけビードから離隔する方向へ離れた位置をそれぞれAおよびBとし、また、外側プライの半径方向外端を通りスティフナーの内側表面に直角な直線Lとスティフナーの内側表面との交点Cからコード直径dの30倍だけビードから離隔する方向へ離れたスティフナーの内側表面上での位置をDとするとともに、前記交点Cからコード直径dの10倍だけビードに接近する方向へ離れたスティフナーの内側表面上での位置をEとしたとき、前記位置Aと位置Bとの間のスティフナーの外側表面上での位置Fと、位置Dと位置Eとの間のスティフナーの内側表面上での位置Gとを結ぶ境界面Xにより、スティフナーを境界面Xより半径方向内側に位置する内側スティフナー部と境界面Xより半径方向外側に位置する外側スティフナー部とに区分し、かつ、前記内側スティフナー部をショアA硬度が58度ないし68度のゴムから構成するとともに、外側スティフナー部をショアA硬度が55度以下でかつ前記サイドゴムと実質上同一組成のゴムから構成し、さらに、前記外側スティフナー部のスティフナー全体に対する体積割合を10%以上としたことを特徴とする空気入りタイヤのビード部構造。
IPC (2件):
B60C 15/00 ,  B60C 15/06

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