特許

J-GLOBAL ID：200903051734591369

高硬度金属の多層肉盛溶接方法

発明者： 芦田 敏行 ,  吉田 寿夫 ,  杉岡 繁昭
出願人/特許権者： 株式会社栗本鐵工所
代理人 (1件)： 青野 順三
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平3-181758
公開番号（公開出願番号）：特開平5-050237
出願日： 1991年06月25日
公開日（公表日）： 1993年03月02日
要約：

【要約】【目的】 母材の表面へ従来より硬度の高い金属を従来より厚く肉盛溶接する。【構成】 入熱量(J)=60×I×E / v 〔但し、J:入熱量(J/cm)E:アーク電圧(V) I:溶接電流(A) v:溶接速度(cm/min) 〕で算出される溶接中の入熱量Jを2000〜6000J/cmの範囲に制限し、かつ溶接中の層間温度が常に300°C以上に上昇しないように溶接条件を調整する。この条件によって溶着金属のビードにビード方向と直交する微細なクラックを均等かつ多数分散して発生させる。【作用】 微細なクラックが多数分散するため、肉盛層全体に内在する残留応力を殆ど解放する。従って、ビードの一部が剥離脱落するような大きなクラックが発生しない。

請求項（抜粋）：

母材の表面上へ高硬度金属の多層肉盛溶接を施工する方法において、【数1】入熱量(J)=60×I×E / vJ:入熱量(J/cm) E:アーク電圧(V)I:溶接電流(A) v:溶接速度(cm/min)で算出される入熱量Jを2000〜6000J/cmの範囲に制限し、かつ溶接中の層間温度を常に300°C以下に制限することにより溶着金属のビードにビード方向と直交する微細なクラックを均等かつ多数分散して発生させることを特徴とする高硬度金属の多層肉盛溶接方法。

IPC (5件)：

B23K 9/04 ,  B23K 9/095 501 ,  B23K 35/30 340 ,  B23K 35/32 ,  B23K103:02