特許
J-GLOBAL ID:200903051738446991

等化器

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-265288
公開番号(公開出願番号):特開平11-112395
出願日: 1997年09月30日
公開日(公表日): 1999年04月23日
要約:
【要約】ディジタル通信において、フェージングと伝搬路の遅延広がりによる通信品質の劣化を補償するため、ダイバーシチと波形等化を同時に行うための効果的な構成方法を提供することを目的とする。【課題】判定帰還形等化器の構成おいて、ダイバーシチ受信された各ブランチの信号を別々に設けたフィードフォワードフィルタ部の入力とし、さらに別にフィードバックフィルタ部を設け、これらのフィルタの全加算値を一つの波形等化フィルタの出力と見なして誤差信号を求め、収束アルゴリズムにより全フィルタ部のタップ係数をまとめて更新する。【解決手段】本発明によれば、合成型ダイバーシチに必要なブランチ間の位相補償が等化器内部で行えること、伝搬路の遅延広がりに対して波形等化が効果的に行えることから、劣悪な伝搬環境に耐え得る受信機を構成することができる。
請求項(抜粋):
複数の受信系を設け、ダイバーシチによってフェージングの影響を軽減し、良好な通信品質を得るディジタル通信方式において、複数の受信系毎に入力する受信信号のそれぞれについてトランスバーサル型のフィルタ処理を行う第1のフィルタリング処理手段と、該第1のフィルタリング処理されたそれぞれの信号をすべて加算する手段と、該加算された信号をシンボル判定する手段と、該シンボル判定された信号をトランスバーサル型のフィルタ処理を行う第2のフィルタリング処理手段と、該第2のフィルタリング処理をされた信号を前記加算器に戻し前記加算器にて加算する手段と、該加算された信号と該加算された信号を前記シンボル判定する手段によってシンボル判定された信号との誤差を推定する手段と、該推定された誤差によってすべての前記第1のフィルタリング処理手段と第2のフィルタリング処理手段のタップ係数を更新する手段を有し、ダイバーシチ処理とともに伝搬路の遅延広がりの影響を低減したことを特徴とする等化器。
IPC (4件):
H04B 7/005 ,  H03H 15/00 ,  H03H 17/02 601 ,  H04L 1/02
FI (4件):
H04B 7/005 ,  H03H 15/00 ,  H03H 17/02 601 B ,  H04L 1/02

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