特許
J-GLOBAL ID:200903051815971689

ゴム変性芳香族ビニル系樹脂の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 藤本 博光 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-128431
公開番号(公開出願番号):特開平9-309934
出願日: 1996年05月23日
公開日(公表日): 1997年12月02日
要約:
【要約】【課題】 ゴム分散粒子径を任意にコントロールすることによって、優れた透明性を有し且つ剛性と強度のバランスの優れたゴム変性芳香族ビニル系樹脂を提供すること。【解決手段】 ゴム変性芳香族ビニル系樹脂を溶液重合または塊状重合により連続的に製造する方法において、(A)芳香族ビニル系単量体 10〜80 重量%とアルキル基の炭素数が1または2の(メタ)アクリル酸アルキルエステル系単量体90〜10 重量%からなる単量体混合溶液 100 重量部に対して、ゴム状重合体2〜30 重量部及び溶媒2〜100 重量部を配合してなる原料液を、(B)初期重合工程にて量体の重合転化率が 10〜50 %、そのゴム相反転後のゴム分散粒子径(D50)が0.2〜10 μmの範囲になるように予備重合し、(C)得られた予備重合物を剪断機に通して剪断速度 200〜40000 sec-1の高剪断力を与えることによって、(D)剪断機出口でのゴム分散粒子径を 0.2〜2.0 μmに調整し、(E)次いで後続の反応器で 50 重量%以上に重合転化率を高めることを特徴とする。
請求項(抜粋):
連続マトリクス樹脂中にゴム状重合体を分散粒子として含有するゴム変性芳香族ビニル系樹脂を溶液重合または塊状重合により連続的に製造する方法において、(A)連続マトリクス樹脂を形成するための芳香族ビニル単量体 10〜80 重量%とアルキル基の炭素数が1または2の(メタ)アクリル酸アルキルエステル系単量体 90〜10 重量%からなる単量体混合溶液 100 重量部に対して、分散粒子となるゴム状重合体 2〜30 重量部及び溶媒 2〜100 重量部を配合してなる原料液を(B)初期重合工程にて単量体の重合転化率が 10〜50 %、そのゴム相反転後のゴム分散粒子径(D50)が0.2〜10 μmの範囲になるように予備重合し、(C)得られた予備重合物を剪断機に通して剪断速度 200〜40000[sec-1]の高剪断力を与えることによって、(D)剪断機出口でのゴム分散粒子径を 0.2〜2.0 μmに調整し、(E)次いで後続の反応器で 50 重量%以上に重合転化率を高めた後に揮発分を除去することを特徴とするゴム変性芳香族ビニル系樹脂の製造方法。
IPC (3件):
C08F279/02 MQP ,  C08L 51/04 LKY ,  C08L 83/04 LRY
FI (3件):
C08F279/02 MQP ,  C08L 51/04 LKY ,  C08L 83/04 LRY

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