特許
J-GLOBAL ID:200903051834891505

常開ループ配電の地絡保護方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 橋本 剛
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-428866
公開番号(公開出願番号):特開2005-192305
出願日: 2003年12月25日
公開日(公表日): 2005年07月14日
要約:
【課題】常開ループ配電方式に於いてAとBの各高圧幹線に接続されている変電所は、互いに相手側幹線から給電される場合があるので、各幹線側からの給電に対応した地絡方向継電器を備える必要があるが、これを改良して一つ地絡検出保護手段で地絡保護を行うことが可能となった。この方式は変電所内に新たに負荷設備を増設し、対地静電容量が増えた場合に誤動作をする恐れがあるという課題がある。【解決手段】入、出側高圧幹線1と2を、電流の流れ方向を逆にして零相変流器ZCTの鉄心窓に一括して貫通し、2次側から零相電流を検出してレベル検出手段50bと位相比較手段50dに入力し、零相電流が設定レベル以上のときアンド回路50cから動作信号を出し、設定レベル以上であっても位相比較手段50dで逆位相を検出したときは動作信号を抑えて誤動作を防止する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
受電変電所からA高圧幹線とB高圧幹線の2回路で複数の配電用変電所に電力を供給するようになし、各配電用変電所は、入力側高圧幹線と出力側高圧幹線を、夫々の高圧幹線に設けた入力側開閉器および出力側開閉器を介して接続し、この接続線から分岐線により負荷に電力を供給するように形成し、これら各配電用変電所をループ状に接続し、A高圧幹線とB高圧幹線の末端側をループ点区分開閉器を介して接続するとともに、該ループ点区分開閉器は、常時開路し、他の高圧幹線側の事故時に事故点が切り離されたとき閉路して給電するようにした常開ループ配電の地絡保護方式において、 前記各配電用変電所は、入力側高圧幹線と出力側高圧幹線とを電流の流れ方向が互いに逆向きとなるように零相変流器の鉄心窓を貫通し、該零相変流器により零相電流を検出するとともに、高圧幹線の零相電圧を検出する零相電圧検出手段を設け、これら検出した零相電流および零相電圧の信号を、地絡検出保護手段に入力して零相電圧信号は位相比較に利用するとともに、該地絡検出保護手段は、保護範囲内の地絡電流を検出し、該地絡電流の電流値があらかじめ設定した設定値を超えたとき動作して前記入力側開閉器、出力側開閉器を遮断し、且つ、位相比較により負荷設備の分岐電路、配電用変電所内の対地静電容量を介して流れ込む逆位相の零相電流を検出したときは不動作とすることで誤動作を防止するようにしたこと特徴とする常開ループ配電の地絡保護方式。
IPC (1件):
H02H3/26
FI (1件):
H02H3/26 301A
Fターム (4件):
5G047AA03 ,  5G047BA02 ,  5G047BB04 ,  5G047CA03
引用特許:
出願人引用 (1件) 審査官引用 (4件)
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