特許
J-GLOBAL ID:200903051878764063

導波路型光アイソレータ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 絹谷 信雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-048362
公開番号(公開出願番号):特開平11-248952
出願日: 1998年02月27日
公開日(公表日): 1999年09月17日
要約:
【要約】【課題】 分岐接続する導波路の本数を増加させても挿入損失の増加割合が小さな導波路型光アイソレータを提供する。【解決手段】 光源から出射した後、伝送路のコネクタや光部品等で反射されて戻る光は、曲線導波路を逆方向に伝搬する間に、モード分布が曲線の半径方向外側へ徐々に移動する。曲線導波路3の途中から接線方向に分岐する直線導波路2-3で光は曲線の半径方向外側にある直線導波路2-3へ伝搬する。このとき、分岐接続側の直線導波路2-2の幅が広くなっているため、光は低損失で直線導波路2-3へ移行して伝搬する。これに対して、曲線導波路3内を順方向へ伝搬する光源からの出射光は、分岐部で曲線導波路3の幅が狭くなっているため、モードの広がり幅も狭くなり、放射による損失をほとんど受けずに通過できる。したがって、分岐接続する導波路の本数を増加させても挿入損失の増加割合が大きくなることがない。
請求項(抜粋):
基板上に形成され光源からの光が伝搬する単一モード曲線導波路と、該曲線導波路に該曲線導波路の中心線の接線方向に滑らかに分岐接続され反射戻り光を伝搬させるための単一モード直線導波路とを備えた導波路型光アイソレータであって、分岐側の曲線導波路が、該曲線導波路の中心線から外側の幅が該曲線導波路の中心線から内側の幅よりも狭められた逆テーパ導波路と、該逆テーパ導波路に滑らかに接続されると共に光源からの光が入射される入射側導波路とで構成されると共に、分岐側の直線導波路が、該直線導波路の中心線から内側の幅が該直線導波路の中心線から外側の幅よりも広められた逆テーパ導波路と、該逆テーパ導波路に滑らかに接続され反射戻り光が伝搬する反射側導波路とで構成されたことを特徴とする導波路型光アイソレータ。

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