特許
J-GLOBAL ID:200903051943003717

缶体の溶接方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 弘 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-009513
公開番号(公開出願番号):特開2000-202660
出願日: 1999年01月18日
公開日(公表日): 2000年07月25日
要約:
【要約】【課題】 缶本体2の開放面と蓋部材3との長円形周縁部同士をレーザ出射ヘッド30よりレーザ光を照射することで溶接接合する場合に、その周縁部全周に亘って均一に溶接を行う。【解決手段】 レーザ出射ヘッド30を、周縁部の直線部7,8から基準距離Dだけ離した状態で、直線部が延びる方向に缶本体2及び蓋部材3を含む範囲で缶本体2及び蓋部材3に対して一方向にのみ相対移動させながらレーザ光を出射する工程と、缶本体2の長さ方向から見て、レーザ出射ヘッド30を、レーザ光の焦点の移動軌跡が半円部9,10の半径R1よりも大きな半径R2の半円を描くように、缶本体2及び蓋部材3に対して一方向に相対回転させながらレーザ光を出射する工程とを備える。
請求項(抜粋):
長さ方向の少なくとも一方の端面を開放した缶本体における該開放面の周縁部と、該缶本体の長さ方向から見たときに缶本体の開放面と略同じ形状に形成されかつ缶本体の開放面を閉塞する蓋部材の周縁部とを、互いに密着させた状態でレーザ出射ヘッドよりレーザ光を照射することで溶接接合する缶体の溶接方法であって、上記缶本体の開放面及び蓋部材の各周縁部を、缶本体の長さ方向から見て、互いに平行に延びる2つの直線部と、該両直線部間の中央線上に中心を有しかつ半径が両直線部間の距離の1/2に設定された2つの半円部とからなる長円形状に形成しておき、上記レーザ出射ヘッドを、上記周縁部の一方の直線部から、該レーザ出射ヘッドより出射されるレーザ光が該一方の直線部に焦点を結ぶような基準距離と略同じ距離だけ離した状態で、上記直線部が延びる方向に缶本体及び蓋部材を含む範囲で缶本体及び蓋部材に対して一方向に相対移動させながらレーザ光を出射する第1のレーザ光出射工程と、上記缶本体の長さ方向から見て、上記レーザ出射ヘッドを、上記周縁部の両直線部間の中央線上において該中央線と一方の半円部とが交わる第1の点から缶本体及び蓋部材内側方向に半円部の半径よりも大きく離れた第2の点を中心に、該第2の点から第1及び第2の点間の距離と上記基準距離との和と略同じ距離だけ離した状態で、レーザ出射ヘッドが第2の点を通りかつ上記中央線と垂直な垂直線上に位置するところから約180°の範囲で缶本体及び蓋部材に対して一方向に相対回転させながらレーザ光を出射する第2のレーザ光出射工程と、上記レーザ出射ヘッドを、上記周縁部の他方の直線部から上記基準距離と略同じ距離だけ離した状態で、上記直線部が延びる方向に缶本体及び蓋部材を含む範囲で缶本体及び蓋部材に対して一方向に相対移動させながらレーザ光を出射する第3のレーザ光出射工程と、上記缶本体の長さ方向から見て、上記レーザ出射ヘッドを、上記周縁部の両直線部間の中央線上において該中央線と他方の半円部とが交わる第3の点から缶本体及び蓋部材内側方向に半円部の半径よりも大きく離れた第4の点を中心に、該第4の点から第3及び第4の点間の距離と上記基準距離との和と略同じ距離だけ離した状態で、レーザ出射ヘッドが第4の点を通りかつ上記中央線と垂直な垂直線上に位置するところから約180°の範囲で缶本体及び蓋部材に対して一方向に相対回転させながらレーザ光を出射する第4のレーザ光出射工程とを備えていることを特徴とする缶体の溶接方法。
IPC (4件):
B23K 26/00 310 ,  B23K 26/04 ,  B23K 26/08 ,  H01M 2/02
FI (4件):
B23K 26/00 310 P ,  B23K 26/04 C ,  B23K 26/08 F ,  H01M 2/02 A
Fターム (9件):
4E068CA11 ,  4E068CE02 ,  4E068CE04 ,  4E068DA06 ,  5H011AA09 ,  5H011CC06 ,  5H011DD13 ,  5H011DD26 ,  5H011KK03

前のページに戻る