特許
J-GLOBAL ID:200903051992660901

有芯多層構造エマルション粒子の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-340783
公開番号(公開出願番号):特開平5-170831
出願日: 1991年12月24日
公開日(公表日): 1993年07月09日
要約:
【要約】【目的】膨潤処理を塩基性ビニル単量体で行い、全く無臭な有芯多層構造エマルション粒子を製造する。【構成】芳香族ビニル単量体50〜99重量%、架橋性ビニル単量体1〜10重量%を含有するビニル単量体(a)、アクリル酸、メタクリル酸、などの不飽和カルボン酸5〜80重量%を含有するビニル単量体(b)、ビニル単量体(c)を順次乳化重合し、次いで塩基性ビニル単量体をカルボン酸の0.1〜3倍当量添加、膨潤処理、重合し、あるいはさらにビニル単量体(d)を乳化重合する方法。
請求項(抜粋):
芳香族ビニル単量体を50〜99重量%、分子中に重合可能なビニル基を2つ以上有する架橋性ビニル単量体を1〜10重量%およびその他のビニル単量体を0〜49重量%含有するビニル単量体(a)を乳化重合して調製した、屈折率が1.50以上の重合体(A)を芯粒子とし、次に不飽和カルボン酸を5〜80重量%有するビニル単量体およびその他のビニル単量体を20〜95重量%含有するビニル単量体(b)をビニル単量体(a)に対して重量で1〜10倍となるように添加、重合して重合体(B)をその外層部に形成させ、さらに上記不飽和カルボン酸を0.5〜10重量%有するビニル単量体およびその他のビニル単量体を90〜99.5重量%含有するビニル単量体(c)をビニル単量体(b)に対して重量で2〜10倍となるように添加、重合して、そのガラス転移点が50°C以上である重合体(C)をさらにその外層部に形成させたエマルション粒子に、塩基性ビニル単量体を重合体(A)、(B)、(C)に含有されるカルボン酸の0.1〜3倍当量添加し、処理、重合することにより重合体(B)を膨潤させ、該膨潤粒子を乾燥させるか、或いは重合体(B)を膨潤させた後、さらにビニル単量体(d)をビニル単量体(c)に対して重量で0.5〜7倍となるように添加、重合して、屈折率が1.50以上の重合体(D)を最外層部に形成させ、乾燥時の粒子直径Dが0.3〜5.0μであり、粒子内部に芯粒子を有し、さらにその芯粒子外層部に空隙層を有する粒子であって、芯粒子の直径φおよび空隙層の直径dとDの比が、それぞれ、φ/D=0.1〜0.6(但しd>φ)d/D=0.2〜0.8の範囲にある異屈折率層を形成した有芯多層構造エマルション粒子を製造する方法。
IPC (7件):
C08F212/06 MJT ,  C08F 2/00 MAE ,  C08F 2/22 MBL ,  C08F220/04 MLP ,  C08F220/10 MLY ,  D21H 19/66 ,  D21H 19/20

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