特許
J-GLOBAL ID:200903051998871939
音響信号ダイナミックレンジ圧縮装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
小鍜治 明 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-070708
公開番号(公開出願番号):特開平5-275950
出願日: 1992年03月27日
公開日(公表日): 1993年10月22日
要約:
【要約】【目的】 CD(コンパクトディスク)再生等による音響信号のダイナミックレンジを圧縮する際、歪率を悪化させずに過度的な圧縮特性を改善する。【構成】 音響信号の振幅レベルを圧縮係数切り換え手段16を用いて検出し、信号振幅が急速に増加する時は、直ちにその振幅レベルに対応する圧縮用係数を圧縮用係数算出手段15を用いて算出して、瞬時的にも大音量を再生しないようにして、過度特性を改善させる。また信号振幅が十分小さい時だけ、圧縮用係数算出手段15で算出した圧縮用係数を乗算手段17で用いるように処理することにより、圧縮用係数の時間変動が大きい場合も、出力信号の歪率が悪化しないようにする。
請求項(抜粋):
極性を持つデジタル音響信号の大きさを算出するための絶対値変換手段と、前記絶対値変換手段で変換された信号を用いて前記音響信号の平均的な振幅を検出する信号振幅検出手段と、前記信号振幅検出手段で検出された信号振幅に対応したダイナミックレンジ圧縮用係数を時々刻々算出するダイナミックレンジ圧縮用係数算出手段と、前記音響信号と前記ダイナミックレンジ圧縮用係数を乗算しその結果を出力音響信号として出力する乗算手段と、前記音響信号の瞬時的な振幅レベルが小さくなった時だけ前記ダイナミックレンジ圧縮用係数を切り換える圧縮係数切り換え手段とを備え、入力音響信号の瞬時振幅レベルが大きい時は、その時刻に算出された圧縮用係数を採用せず、前記圧縮係数切り換え手段で前回切り換えた圧縮用係数を保持することによって前記圧縮用係数の変動が大きくなる周波数の入力信号の場合においても出力音響信号の歪率を悪化させることなく大レベルの音響信号を急速に縮小させることを特徴とする音響信号ダイナミックレンジ圧縮装置。
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