特許
J-GLOBAL ID:200903052003736569

高周波加熱装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 滝本 智之 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-040428
公開番号(公開出願番号):特開平10-241852
出願日: 1997年02月25日
公開日(公表日): 1998年09月11日
要約:
【要約】【課題】 1石式電圧共振回路を用いた高周波加熱装置では、高周波出力を変えると動作周波数が変わり、マグネトロンのカソードに供給され電力もそれにともなって変化し、カソード温度が変化するという特性をもつ。本発明はマグネトロンにダメージを与えず寿命を確保するために、マグネトロンのカソード温度を所定範囲内に維持することを目的とする。【解決手段】 本発明は、共振モードの時、第2の半導体スイッチング手段39を用い第1のコンデンサ54と第2のコンデンサ55が並列に接続された構成を実現してこの共振期間の長さを自在にコントロールできる。そのため、全体の動作周波数がほぼ一定となり各動作モードでのヒーター電流の安定性もフラットになり、マグネトロンの信頼性、寿命を損なわない高周波加熱装置をえることができる。
請求項(抜粋):
直流電源と、前記直流電源に接続したリーケージ型トランスと、前記リーケージ型トランスの1次側に直列に接続した第1の半導体スイッチング手段と、前記第1の半導体スイッチング手段がオフ時に前記リーケージ型トランスに蓄積されたエネルギーで電圧が共振する第1のコンデンサと、前記第1のコンデンサの電圧をクランプする第2のコンデンサと、前記第2のコンデンサに直列に接続される第2の半導体スイッチング手段と、前記第1の半導体スイッチング手段と前記第2の半導体スイッチング手段とを交互に駆動する電力制御回路と、前記リーケージ型トランスの2次側に接続される整流回路と、前記整流回路に接続されるマグネトロンとを備え、前記電力制御回路は入力電力を可変するため前記第1の半導体スイッチング手段の導通時間を変化させるとともに前記第2の半導体スイッチング手段の導通時間をも変化させ動作周波数を一定に保つ構成とした高周波加熱装置。

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