特許
J-GLOBAL ID:200903052005528980
ビス(シリルアルキル)ジスルファンの製造法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
矢野 敏雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-292755
公開番号(公開出願番号):特開平9-169774
出願日: 1996年11月05日
公開日(公表日): 1997年06月30日
要約:
【要約】【課題】 ビス(シリルアルキル)ジスルファンが高い収率で得られる安価な製造法。【解決手段】 一般式:(R1R2R3SiR4)2S2 (I)で示されるビス(シリルアルキル)ジスルファンは、一般式:(R1R2R3SiR4)2Sn (II)で示されるシリルアルキルポリスルフィドまたはシリルアルキルポリスルフィドの混合物を、求核性化合物と反応させ、生じた固体を濾別し、かつ得られたジスルファンを精製することにより得られる。
請求項(抜粋):
一般式:(R1R2R3SiR4)2S2 (I)〔式中、R1、R2、R3は、同一かまたは互いに異なり、C原子1〜8個の鎖長を有する分枝鎖状または非分枝鎖状のアルキル基および/またはアルコキシ基、水素原子または一価のアリール基、殊にフェニル基、トルイル基、ベンジル基を表し、R4は、C原子1〜8個、有利にC原子2〜4個の鎖長を有する二価のアルキリデン基または【化1】を表す〕で示されるビス(シリルアルキル)ジスルファンを製造するための方法において、一般式:(R1R2R3SiR4)2Sn (II)〔式中、R1、R2、R3およびR4は、式(I)からの意味を有し、nは、3〜20、殊に3〜10の間の整数に相応する〕で示されるシリルアルキルポリスルフィドまたはシリルアルキルポリスルフィドの混合物を、一般式:M+CN- (III)またはM+2SO32- (IV)〔式中、M+は、アルカリ金属陽イオン、置換されているかまたは置換されていないアンモニウムイオンまたは半分がアルカリ土類金属イオンまたは亜鉛イオンである〕で示されるかまたは一般式:R5R6R7P (V)(式中、R5、R6、R7は、式(I)中のR1、R2、R3と同じ意味を有していてもよい)で示される求核性化合物と反応させ、この場合、一般式(III)〜(V)に記載の化合物を、一般式(II)に記載の化合物から分離すべき硫黄原子の数に対して等モル量で使用し、生じた固体を濾別し、かつ得られたジスルファンを精製することを特徴とする、ビス(シリルアルキル)ジスルファンの製造法。
FI (2件):
C07F 7/08 Q
, C07F 7/08 W
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