特許
J-GLOBAL ID:200903052008455711

耐食性と成形加工性に優れた燃料タンク用鋼板の製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 椎名 彊 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-085484
公開番号(公開出願番号):特開平5-287554
出願日: 1992年04月07日
公開日(公表日): 1993年11月02日
要約:
【要約】【目的】 タンク材として主に使用されているターンめっき鋼板の劣化ガソリンに対する耐食性の向上、成形加工性の向上【構成】 ターンめっき後にリン酸封孔処理を行い、更にSnをタンク内面相当側に0.5〜7μ、外面相当側に0.05〜3.5μ被覆する。【効果】 ターンめっき上の内面相当側にSnを被覆することにより劣化ガソリンに対する耐食性は大幅に改善されるが、内面相当側(成形加工時にポンチにあたる面)のSnは油滑が優れるため成形加工性がかえって低下する。しかし、外面相当側にSnを被覆すると鋼板とダイとの摩擦が軽減され成形加工性が回復する。また、外面相当側のSn被覆量を内面相当側のSn被覆量の1/10以上被覆すれば、ターンめっきそのものより良好な成形加工性が得られ、内面耐食性との両立が可能である。
請求項(抜粋):
鋼板の両面に、Snを3〜30%含有するPb-Sn合金被覆層、さらに該被覆層に0.1〜100g/1のリン酸イオンを含有する水溶液を用いて1〜10秒間のPbとリンを含む化合物の皮膜形成処理を施してP付着量換算で片面当たり100mg/m2以下の被覆層を設け、そのままあるいは乾燥後、電気めっき法により一方の面に厚さ0.5〜7μのSnの被覆層また他方の面に0.05〜3.5μのSnの被覆層を設けたことを特徴とする耐食性と成形加工性に優れた燃料タンク用鋼板の製造法。
IPC (4件):
C23C 28/00 ,  C23C 22/06 ,  C25D 3/30 ,  C25D 7/06

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