特許
J-GLOBAL ID:200903052054190633

ブレーキ倍力装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 神崎 真一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-300978
公開番号(公開出願番号):特開平10-129460
出願日: 1996年10月25日
公開日(公表日): 1998年05月19日
要約:
【要約】【解決手段】 リアクションディスク36と弁プランジャ7との間には、カップ状の弾性部材41を設けている。また、図示しない擬似反力付与手段を設けて、ブレーキペダルが踏み込まれている時には、ブレーキペダルに擬似反力を付与するように構成している。ブレーキ倍力装置1の作動後のブレーキペダルの踏み込み時には、弾性部材41と弁プランジャ17が当接し、ブレーキ反力はブレーキペダルに伝達される。これに対して、ブレーキ倍力装置1の作動後のブレーキペダルの踏み込みが解放される時には、図4に示すように、弾性部材41と弁プランジャ17が離隔してブレーキ反力はブレーキペダルに伝達されない。【効果】 弾性部材41を設けたことにより、大きなヒステリシスを確保することができ、運転者のブレーキフィーリングを良好にすることができる。
請求項(抜粋):
シェル内に摺動自在に設けたバルブボディと、このバルブボディに設けたパワーピストンと、パワーピストンの前後に形成した定圧室および変圧室と、バルブボディ内に設けた弁機構と、上記弁機構の一部を構成し、上記バルブボディに摺動自在に嵌合した弁プランジャと、ブレーキペダルと連動し、上記弁プランジャを進退動させて弁機構の流路を切換える入力軸と、リヤ側に位置する基部を上記バルブボディに摺動自在に取り付けられるとともに上記バルブボディの前進によって前進される出力軸と、上記出力軸の基部と弁プランジャの間に配設したリアクションディスクとを備えたブレーキ倍力装置において、上記リアクションディスクと弁プランジャとの間に弾性部材を設けて、ブレーキペダルが踏み込まれて上記弁機構がサーボバランス状態にある時には上記弾性部材が弁プランジャと当接して、出力軸に作用する出力の反力がリアクションディスク、弾性部材および弁プランジャを介して入力軸に伝達されるように構成し、他方、ブレーキペダルの踏み込みが解放されて上記弁機構がサーボバランス状態にある時には上記弾性部材と弁プランジャとが離隔して出力軸に作用する出力の反力が入力軸に伝達されないように構成し、さらに、上記入力軸が移動された際にその移動量に応じた擬似反力をブレーキペダルに付与する擬似反力付与手段を設けたことを特徴とするブレーキ倍力装置。

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