特許
J-GLOBAL ID:200903052086811001

内燃機関のバルブタイミング制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 広瀬 和彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-087725
公開番号(公開出願番号):特開平10-266876
出願日: 1997年03月22日
公開日(公表日): 1998年10月06日
要約:
【要約】【課題】 積分演算による演算値が過大となるのを防止し、アクチュエータの作動を適正化すると共に、バルブタイミング制御の応答性を高める。【解決手段】 コントロールユニット28は制御弁装置16等を介して偏心機構7を制御する。そして、コントロールユニット28は、偏差演算回路29、比例演算回路30、積分演算回路31および補償演算回路32等からなり、目標値設定回路39が設定する目標値と作動量演算回路40から出力される検出値との偏差を減少させるようにフィードバック制御する。また、コントロールユニット28内には検出時点判定回路34が設けられ、積分演算回路31は検出時点判定回路34の判定結果に基づき検出値が更新される時点に同期して積分演算を行う。
請求項(抜粋):
内燃機関のバルブタイミングを可変に制御するため、該内燃機関のクランクシャフトとカムシャフトとの回転位相に位相差を生じさせる回転位相可変手段と、該回転位相可変手段を作動させるため、液圧源から給排される液圧によって駆動制御されるアクチュエータと、該アクチュエータと前記液圧源との間に配設され、常時は弁体を一定幅の不感帯をもって中立位置に保持し、前記液圧源からアクチュエータに液圧を給排するときには前記弁体を中立位置から摺動変位させる制御弁機構と、前記アクチュエータを作動させるため、該制御弁機構の弁体を制御信号に応じて摺動変位させる弁制御手段とからなる内燃機関のバルブタイミング制御装置において、前記弁制御手段は、前記バルブタイミングを前記内燃機関の運転状態に対応して変化させるように、前記回転位相可変手段を作動させるための目標値を設定する目標値設定手段と、前記クランクシャフトとカムシャフトとの位相差から前記回転位相可変手段の作動状態を検出する作動検出手段と、前記目標値設定手段による目標値と該作動検出手段による検出値との偏差を演算する偏差演算手段と、該偏差演算手段からの偏差に対する比例演算を行う比例演算手段と、前記偏差演算手段からの偏差に対する積分演算を行う積分演算手段と、前記制御弁機構の不感帯補償を行うため、前記偏差演算手段による偏差に対して前記不感帯分を補償演算する補償演算手段と、前記作動検出手段による検出値が更新されるときを検出時点と判定し、これ以外のときを非検出時点として判定する検出時点判定手段と、該検出時点判定手段により検出時点と判定したときには、前記比例演算手段、積分演算手段および補償演算手段によるそれぞれの演算値に基づいて前記制御弁機構に出力すべき制御信号を設定し、非検出時点と判定したときには前記比例演算手段および補償演算手段によるそれぞれの演算値から制御信号を設定する出力信号設定手段とから構成したことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
IPC (4件):
F02D 13/02 ,  F01L 1/34 ,  F01L 13/00 301 ,  F02D 45/00 320
FI (4件):
F02D 13/02 G ,  F01L 1/34 Z ,  F01L 13/00 301 A ,  F02D 45/00 320 Z

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