特許
J-GLOBAL ID:200903052089548115

振動波の符号化方法及び復号化方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-005150
公開番号(公開出願番号):特開平11-205153
出願日: 1998年01月13日
公開日(公表日): 1999年07月30日
要約:
【要約】【課題】 音声信号等の振動波をベクトル量子化によって符号化する際に、その符号に他のデータを密かに合成する。【解決手段】 ITU-T勧告G.728のLD-CELP(低遅延符号励振線形予測符号化)により音声の符号化を行う符号化装置は、波形コードブックに記憶された128種の代表ベクトルデータ(波形コード)yj ;j=0,1,...,127の各々に対して、上位ビットから順に0と1のラベルを付ける分割鍵データkidxを予め記憶しており、合成するビットが「0」であれば、量子化対象のベクトルを、分割鍵データkidx のビット「0」に対応する波形コードyj のみを選択対象として量子化し、合成するビットが「1」であれば、量子化対象のベクトルを、分割鍵データkidx のビット「1」に対応する波形コードyj のみを選択対象として量子化することで、出力する音声符号に他のデータのビットを合成する。
請求項(抜粋):
振動波の所定時間分の波形を表すベクトルデータを順次入力し、前記ベクトルデータを入力する毎に、予め順次番号が付された複数の代表ベクトルデータを記憶するコードブックの中から、前記入力したベクトルデータに最も近似する代表ベクトルデータを選択して、その選択した代表ベクトルデータの番号を表す2進データを、前記入力したベクトルデータを表す符号として出力するベクトル量子化により、前記振動波を符号化する振動波の符号化方法において、前記コードブックに記憶された代表ベクトルデータの各々が第1グループと第2グループとの何れに所属するかを示す分割指示情報を、所定の記憶手段に記憶させておき、今回入力したベクトルデータに最も近似する代表ベクトルデータの選択を行う前に、前記振動波に合成すべき他の二値データを読み出して、該読み出した二値データが「0」である場合には、前記コードブックに記憶された代表ベクトルデータのうち、前記記憶手段に記憶された分割指示情報により前記第1グループに所属していると示される代表ベクトルデータのみから、今回入力したベクトルデータに最も近似する代表ベクトルデータを選択し、前記読み出した二値データが「1」である場合には、前記コードブックに記憶された代表ベクトルデータのうち、前記記憶手段に記憶された分割指示情報により前記第2グループに所属していると示される代表ベクトルデータのみから、今回入力したベクトルデータに最も近似する代表ベクトルデータを選択することにより、今回入力したベクトルデータを表す符号に前記読み出した二値データを合成すること、を特徴とする振動波の符号化方法。
IPC (5件):
H03M 7/30 ,  G09C 5/00 ,  G10L 9/14 ,  G10L 9/18 ,  H04B 3/06
FI (6件):
H03M 7/30 B ,  G09C 5/00 ,  G10L 9/14 J ,  G10L 9/18 E ,  H04B 3/06 A ,  H04B 3/06 B
引用特許:
審査官引用 (1件)

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