特許
J-GLOBAL ID:200903052115561990

建設機械の領域制限掘削制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 春日 讓
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-167118
公開番号(公開出願番号):特開平10-008492
出願日: 1996年06月27日
公開日(公表日): 1998年01月13日
要約:
【要約】【課題】建設機械の領域制限掘削制御装置において、フロント装置の動作速度や操作レバー装置の操作状態に係わらず、領域を制限した掘削を能率良く円滑に行えるようにする。【解決手段】フロント装置1Aが動き得る領域を予め設定しておき、アームの予想動作速度からバケットが設定領域の境界の外に出ないようにするためのブーム指令の制限値を計算し、バケットが設定領域の境界に近づくに従ってブームを上げ、減速方向変換制御を行う。この時、アーム操作信号を減少させ、アームを減速すると共に、減速量調整器70のNo.1〜5の調整ボタン71〜75の操作でその減少量を調整できるようにする。
請求項(抜粋):
多関節型のフロント装置を構成する上下方向に回動可能な複数のフロント部材を含む複数の被駆動部材と、前記複数の被駆動部材をそれぞれ駆動する複数の油圧アクチュエータと、前記複数の被駆動部材の動作を指示する複数の操作手段と、前記複数の操作手段の操作信号に応じて駆動され、前記複数の油圧アクチュエータに供給される圧油の流量を制御する複数の油圧制御弁とを備えた建設機械の領域制限掘削制御装置において、前記フロント装置の動き得る領域を設定する領域設定手段と;前記フロント装置の位置と姿勢に関する状態量を検出する第1検出手段と;前記第1検出手段からの信号に基づき前記フロント装置の位置と姿勢を計算する位置・姿勢演算手段と;前記位置・姿勢演算手段の演算値に基づき、前記フロント装置が前記設定領域内でその境界近傍にあるときに、前記複数の操作手段のうち少なくとも第1の特定のフロント部材に係わる操作手段の操作信号を減じる信号減速制御手段と、前記信号減速制御手段で補正された操作信号と前記位置・姿勢演算手段の演算値に基づき、前記フロント装置が前記設定領域内でその境界近傍にあるときに、前記フロント装置が前記設定領域の境界に沿った方向には動き、前記設定領域の境界に接近する方向には移動速度が減じられるよう前記複数の操作手段のうち少なくとも第2の特定のフロント部材に係わる操作手段の操作信号を補正する減速方向変換制御手段と;オペレータにより操作される手動操作部を有し、この手動操作部の操作により前記信号減速制御手段における操作信号の減少量を調整する信号減少量調整手段を更に備えることを特徴とする建設機械の領域制限掘削制御装置。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平4-136324
  • 特開平2-173810

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